就活で絶対に失敗したくないから頑張らないと。
でも周りも同じようにやるわけだし、本当に自分のやり方で合っているのかな?
理系の就活でうまくいかない人の特徴があるなら事前に知っておきたい。
当記事では上記のご要望にお答えします。
本記事の内容
こんな理系学生は就活でうまくいかないよシリーズ
- 自己分析と企業研究が適当な理系学生
- お祈りされた企業を嫌いになるだけの理系学生
- 個人プレーで就活を乗り切ろうとする理系学生
- 理由もなく企業にエントリーしまくる理系学生
- ネットの情報を鵜呑みにする理系学生
- 適当なOB訪問をする理系学生
修士で大学を卒業後、大手企業で研究しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
就活では製薬・食品など様々な分野から研究職・研究開発職の内定をいただいています。
当記事では「こんな理系学生は就活でうまくいかない」という特徴を解説します。
こんな人が就活でうまくいかないのか…という実体験を踏まえた記事。
就活で失敗したくない!
と、もしあなたが思っていなければ、当記事を読んでいただく必要はナッシング。
絶対に就活で成功したいという理系学生だけご一読ください。
目次
自己分析と企業研究が適当な理系学生は就活でうまくいかない
自己分析と企業研究を怠る就活生は、高確率で失敗します。
就活は「いかに自分が周りのライバルよりも優れているのかをアピールする人生ゲーム」です。
ゲームに勝つには当然、自分の武器が何かを自覚し、相手(ライバル、企業)の弱点を見抜く必要がありますよね。
ゲームで強敵に勝つには面倒くさいレベル上げが必要なのと同様、就活でも面倒くさい情報収集などが必須です。
自己分析が甘い就活生は大学・大学院での経験しかESに書かない

僕が同期や後輩のESを読んで「あ、これダメなやつ」と思う共通点として、大学・大学院の経験しかESに書いていないことが挙げられます。
企業への志望理由、自分の強みと弱み、自己PRなどなど。
誰も「大学・大学院時代の経験だけを書け」だなんて言ってません。
就活生であるあなたは20年以上生きているはず…ですよね。
そんなに長く生きているのに、大学4年間・大学院2年間の情報しか書かなければ、薄っぺらいESになるのは明白です。
もっと自分の過去を深く見直して、
- なぜ自分は○○業界が良いんだっけ?
- どういったエピソードがあってそう思ったんだっけ?
- なんでそのエピソードが印象に残っているんだっけ?
- そのエピソードがあってから、自分は今日までどんな行動を意識してきたんだっけ?
といった深い所まで考察してみましょう。
大学時代の経験だけでESを全て埋めようとすると書く内容が無くて焦りますし、内容も乏しくなりますよ。
企業分析が甘い就活生は企業説明会と企業ホームページの情報しか見てない

企業説明会と企業ホームページの情報しか調べていない学生は、その時点でライバルとの差別化に失敗しています。
なぜなら、その情報はほぼ全ての就活生が調べてくる情報だから。
むしろそれらの情報を調べて、ようやくスタート地点に立てるという感じですね。
じゃあ他にどんな情報を調べればいいねん…!と感じたあなた。
理系の企業研究のやり方に関しては下記記事が詳しいので、ぜひ下記記事を参考にして企業研究してみてください!
僭越ながら僕が行った企業研究のやり方を全部まとめたので、真似してもらえばあなたも企業研究でライバルと差がつけられます。
研究職、研究開発職を志望する理系就活生に向けて書いた記事。とてもよく読まれています。
関連記事 理系の企業研究のやり方を徹底解説!【研究開発職を志望する院生へ】

自己分析と企業分析なんて適当でも受かるよ!という意見は無視せよ

自己分析と企業研究を適当にやったけど内定もらった先輩・ネットの意見は無視でOK。
なぜなら、その内定先は本当にその人の第一志望だったのか不明だからです。
いくら仲の良い先輩でもプライドがあるので、第一志望に落ちていることを知られたくないかもしれません。
本人は「第一志望だったわ」と言っていても真実は違う可能性があります。
あと、その人の「適当」の定義が人外である可能性を考えておきましょう。
それをうまく示したツイートがあったので貼っておきますね。
「ぜんぜん頑張ってないけど成功した」
って言ってる人いるじゃん?
成功者に実際に聞いてみたら
「私の中では、こんな程度の苦労で『頑張ってる』なんて恥ずかしくて到底言えない。しかも結果も出てないのに『頑張りました』とか言っちゃう無能にだけはなりたくないから」
って聞いてゾッとした。
— ブラックポメたん@病んでない (@pometanblack) February 13, 2019
その人にとっては適当だったかもしれないけど、周りから見たら異常なくらい作業していたかもしれません。
そんな人外の言葉を鵜呑みにして「なんだ、適当でも受かるじゃん!」って思ったら絶対に就活失敗するので注意。

お祈りされた企業をただ嫌いになるだけの理系学生は就活でうまくいかない

きっとこれからあなたも、いくつかの企業に「お祈り」されることがあるでしょう。
が、断言できますが、お祈りされた企業をただ嫌いになるだけでは就活はうまくいきません。
なぜならお祈りされた原因を考えずに思考停止しているから。
あなたが企業からお祈りされたのには必ず理由があり「なんとなく」で落とされることはありません。
成果が足りていなかったか、ESの文章が良くなかったか、面接の受け答えが良くなかったか。
落ちた理由をしっかり振り返ることで、必ず何か得るものがあります。
「なんであれで落ちたんだ!おかしいだろ!本当に意味不明な企業だ!」
と激昂したくなる気持ちもわかります。
しかし思考停止は成長・改善しません。
失敗ほど学べる機会は無いのに、それを疎かにしている就活生はうまくいかないです。
自分をお祈りした企業に文句を言う前に、まずは振り返りです。
就活がうまくいかないどころか、無い内定になってしまう就活生の特徴をまとめた記事も是非ご覧ください。
関連記事 「無い内定」理系学生にありがちな特徴7選【就活全落ちリスクあり】

個人プレーで就活を乗り切ろうとする理系学生は就活でうまくいかない
個人プレーで就活を乗り切るのは非常に困難です。
そう思う理由は3つあります。
- 1人で手に入れる情報量に限界がある
- ESや研究概要の添削が受けられないのは致命的
- 皆が和気あいあいと協力し合っている雰囲気に精神がもたない
まず1つ目の理由ですが、1人で調べられる情報量には限界があり、周りと協力しないと就活はうまくいかないです。
特に企業研究の情報は皆で手分けして調べるのが大事で、自分が調べた企業情報を同期にばらまく代わりに他企業の情報を得るのが超効率的。
時間があるなら全部1人で調べてもいいですが、研究との両立も強いられる理系就活生はそんなことしている暇はないです。
1の情報を調べたら、それをうまく活用することで10の情報を手に入れましょう。
2つ目の理由として、先輩にESや研究概要の添削が受けられないのは致命的です。
どんなに理論的な文章を書ける人でも、就活で高評価を受ける文章が書けるかは別。
僕も先輩に何十回添削してもらったかわかりませんが、それが無かったらESでバンバンお祈りくらっていた自信があります。
個人プレーに走るのはもしかしたら「先輩に申し訳ない」と思っているからかもしれませんが、遠慮は無用です。
あなたの人生がかかっています。
無事就活を終えることができたら、そのとき御礼で先輩に美味しいものと美味しいお酒を奢ればいいのです。
遠慮することなく先輩を頼りまくらないと就活はうまくいきません。
最後の理由として、就活は仲間と和気あいあいでやって、企業に祈られた仲間を盛大に弔う(=飲み会で慰める)のが大事。
志望していた企業にお祈りされるのってけっこうショックが大きく、それを慰めてくれる存在がいるのといないのでは全然違います。
仲間がいれば人生がかかったゲームにおいても、楽しみながらやることができます。
そして仲間と協力し合えば、面接で聞かれた内容などもシェアできるので効率もアップします。
集団戦で就活を乗り切ろうとしない理由がないですね。
就活を個人でなんとかしようとしているあなた、一度考え直してみてください。
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理由もなく企業にエントリーしまくる理系学生は就活でうまくいかない

数打ちゃ当たる理論でエントリーしまくる理系就活生はうまくいかないです。
50社とか100社とかエントリーするのは正直不毛かなと…。
なぜならそんなに受けなくても内定は出るから。
僕自身もエントリーしたのは10社以下で、僕よりも就活をしっかりやっていた同期達も大体それくらいのエントリー数。
受ける企業を少なくして内定が出るならそれに越したことはないですし、そっちの方が研究する時間も奪われないので良いですよね。
また、そんなに多くの企業にエントリーしていたら研究する時間が本気で無くなります。
「別に研究好きじゃないからその時間がなくなってもいい」という気持ちも確かにわかります。
が、好き嫌いの感情論ではなくボスからシバかれる可能性があるから危険。
僕の知り合いで、就活中に研究やらな過ぎて「研究室にいる間の就職活動禁止」となった人がいます。
全くもって理不尽な話かもしれませんが、研究室は就職活動する場ではないのでボスが怒るのも道理です。
大量エントリーする就活生の心理として「内定ゼロを防ぎたいから多くエントリーしておこう」というものがあります。
これは確かに気持ちがわかりますし、内定ゼロだったらと思うと怖くなりますよね。
が、あなたが本当に為すべきことは「第一志望の企業にどうやって入るか?」であり、保険を用意することではないです。
昨今「保険なんて入らなくてもいい」という主張も出ているように、保険は別になくてもいい。
その滑り止めとも言える企業の調査やES執筆に時間を奪われて、本命企業に割く時間が無くなってしまうのは本末転倒です。
第一志望の企業から内定をもらうには、その企業にかける時間をとにかく増やして色々な情報を得ることが大事。
受けた企業数を面接で主張してもアピールポイントにはなり得ません。
むしろマイナス評価です。
なぜそんなに受ける必要があるのか?
もっと企業数を減らすことができないのか?
エントリーしまくることに疑問を感じないのは危険!
理由も無くエントリーしまくる理系学生は就活でうまくいかないです。
なぜエントリーしまくるのがダメなのか解説した記事もよく読まれています。
少ないエントリー数で内定を獲りたいと思う就活生だけご一読ください。
関連記事 就活の「数打ちゃ当たる」理論のウソ・ホントを解説【多く受けるの無駄無駄無駄無駄ァッ!】

ネットの情報を鵜呑みにする理系学生は就活でうまくいかない

インターネットで手に入る情報を鵜呑みにしてはダメです。
手に入れた情報を元に、自分で頭と手を動かすことで初めて、良いESも書けて良い面接もできるようになるからです。
例えるなら、受験勉強中の学生が「わからない問題」に出会ったとき、解答をすぐに見て「なるほど~」って思うのと同じです。
なるほど~って思うだけではなぜそれが正解なのかも理解してないですし、なぜその解法をここで使うべきなのかもわかってない。
「わかる」と「できる」は別物というやつです。
今の時代は本当に便利な時代で、人事にウケが良いESの書き方とか調べればいっぱい出てきます。
が、インターネット上にある時点であなたのライバルもその情報は見ていると思ったほうが良いです。
つまりその情報をただコピペしたりして活用するだけでは、全くオリジナリティが出ません。
大事なのはその情報を活用して、自分だけにしか書けない・話せない内容に修正していくことです。
インターネット上で手に入る情報は「そのまま使う」ではなく「自分専用に改変して活用する」が正解。
適当なOB訪問をする理系学生は就活でうまくいかない

企業研究がめんどくさいからOB訪問で全部教えてもらおう、という就活生はうまくいかないです。
OB訪問は「その企業が本当に本命で合っているか?」を判断するために行うもので、企業研究代わりにするものではないから。
企業研究の前にOB訪問をすべきではない理由を解説した記事、就活生はぜひ一度読んでみてください。
関連記事 企業研究とOB訪問には順序がある。就活を成功させたいならどちらを先にやるべきか?

実際に僕が就活生からOB訪問を受けると、下記のタイプに2極化します。
- 事前に弊社の情報を全く調べてきていない就活生
- 事前にしっかり弊社の情報を調べてきた就活生
言うまでもないことですが、好評価になるのは後者です。
むしろ前者は「ウチに来るつもり本当にあるの?」と思ってしまいますし、むしろマイナスな印象です。
企業人は「一緒に働いてくれそうな優秀な就活生」を見つけるためにOB訪問をしています。
誰でも良いからとにかく就活生のためになることを!
というボランティア精神に溢れる企業人は少数派だと思います。
企業人側も当然業務があるので、OB訪問のお誘いを全て受けることができません。
OB訪問はうまく活用すればOBに「この学生は良いぞ…!」とアピールできるチャンスです。
そのチャンスを活かすかどうかはあなた次第。
OB訪問を適当に臨む就活生は、就活でうまくいかない可能性が高いです。
OB訪問で「この学生、失礼だな…」と思う特徴もまとめており、よく読まれています。
これからOB訪問に臨む就活生は必見です。
関連記事 OB訪問で「失礼だな」と感じてしまうダメな学生の特徴3つ【実例あり】

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就活でうまくいかない就活生の特徴と逆のことをすればOK

というわけで「就活でうまくいかない学生の特徴」に関して、実体験に基づき本音で解説しました。
1つでも該当して「うわ、ヤバいな」と思ったあなた、案ずることなかれ。
当記事に書かれている特徴と逆のことをしていただければ就活で有利になることができます。
- 自己分析と企業研究をしっかりして臨む
- お祈りされた原因をしっかり考察して次に活かす
- 集団戦で楽しんで就活を乗り切る
- エントリーする企業は自分の軸に基づいて決める
- ネットの情報は鵜呑みにせず、うまく活用する
- OB訪問は事前準備をしっかりとして企業人のハートをつかむ
ぜひ素晴らしい就活ライフを。
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ではではっ