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研究室で企業との共同研究テーマをやるメリット・デメリットとは?

 

研究室内で企業との共同研究テーマを担当する学生はその企業から内定をもらいやすくなるという事実をご存知ですか?

実際に僕が所属する企業でもそういった引き抜きを積極的にやっています。
(もちろん経団連に則った選考を通してですが)

 

そうなると「共同研究テーマは積極的にやった方がいい!?」となるかもしれませんが、

  • 共同研究をやればどんなメリットがあるのかイマイチわかってない…
  • メリットだけじゃなくてデメリットも絶対あるでしょ。そこを教えてよ。

という方も多いと思います。

 

この記事では「共同研究テーマをやるメリット・デメリット」に関して、研究室最初のテーマが某大手食品企業の共同研究だった僕(@cryptobiotech)が解説します

 

この記事を読んでもらえれば共同研究ってどんな感じ?ということがわかりますので、まずはご一読を。

 

コロぽち
コロぽち
コイツはアホだけど、研究室生活3年間で筆頭著者の論文を複数書いてるから研究系の記事はまあまあ参考になると思うぜ。
バイオさん
バイオさん
ご紹介どうも。でもいつも一言二言が余計なんだけど。

 

この記事はこんな方におすすめ
  • 研究室に入ってこれから新しくテーマを決めようとしている方
  • 指導教官から「企業との共同研究に興味ないか?」と提案された方
  • 企業との共同研究をこなしてコネをつくりたい!と考える方
  • 企業との共同研究をやるとどんなことが得られるのか?逆に何が大変なのか?を知りたい方

 

コロぽち
コロぽち
共同研究で色々大変そうだったけど、最初はどんな感じだったんだ?
バイオさん
バイオさん
企業の方に怒られたり、厳しく間違いを指摘されたり、最初の頃は激動の毎日だったよ…。研究室入ったばかりで研究知識はゼロだったし。
コロぽち
コロぽち
その経験談はまさにこの記事にピッタリだな!今の学生たちにも役立ちそうだ!

 

 

企業との共同研究テーマをやるメリット

ビジネス的視点が身につく

いま研究室で日々実験に取り組んでいるあなたは、その研究成果がどのような形で将来的に活用されるのかを明確にイメージできていますか?

 

大学(アカデミア)での研究は「企業ではやることができない純粋な科学的疑問を追求できる」という点がメリットですが、本当に世の中に必要とされるものを生み出す研究ができているのか?という点では少々疑問が残ります。

一方、企業での研究は明確にゴールが決まっています。

 

商品化です

 

その商品を世に出すことができれば競合他社と差別化できる!売れる!

というものを生み出すべく企業研究は行われるので、

 

  • そもそも超えるべき競合他社の技術は何か?なぜ今からそれをやる必要があるのか?
  • どれくらいの期間でそれを達成する必要があるのか?
  • 今から取り組もうとしているテーマは2~3年後でもホットトレンドのままか?

 

などといったことをしっかりと研究前に調べておく必要があります。

その情報収集力や時代の流れを読む力は企業で研究しないと磨かれないもの、と僕は考えます

その感覚を持った企業研究者と一緒に日々実験することは、ビジネス的視点を磨くという意味で良い経験になります。

 

コロぽち
コロぽち
それって意味あるの?それって商売になるの?ということを常に考えているのが企業研究者ってことだな。

 

 

企業での研究スピードの速さを実感できる

企業の研究スピードは大学(アカデミア)の比ではありません。

1人の学生が3年かかって修論に仕上げるレベルのデータ量であれば、企業なら間違いなく数か月でデータを取り終えてしまいます。

それくらい企業研究はスピードが速い。

 

アカデミアは企業よりも先駆的なこと=企業から見たらまだうまくいくかわからないから迂闊に手が出せない最先端なこと

をやっていないと企業から見向きもされません。

 

なぜなら同じ技術レベルなら自社でやってしまった方が早いからです。

このスピードを知っているのと知らないのでは研究に対する取り組み方が大きく変わってくるので、ぜひ企業研究者の方と一緒に研究してみるのがおすすめです。

 

 

うまく成果を創出できれば企業とのコネができる

共同研究テーマでかなり良い成果を出すことができたら、そのまま共同研究先の企業に内定がもらえるということはよくあります

冒頭でもお伝えしましたが、僕が所属する企業でも有望な学生を引き抜くということを行っています。

 

なぜそんなことをするか?

 

それは「アカデミアとの共同研究は契約期間があるから」です。

1年と決まっていれば、どんなに良い成果が出ていても終了になります。
(契約延長という方法も無くもないですが)

 

そうなると成果創出のための技術やノウハウが無くなってしまうので企業側は困りますよね。

それゆえ共同研究テーマをやってくれている学生をそのまま引き抜くのです。

自社での新規ビジネスに繋げたいから。

 

コロぽち
コロぽち
お前の大学同期に「今はコネとか引き抜きとかないから、大事なのは研究じゃなくて就活テクニックだ!」って主張するやついたよな?
バイオさん
バイオさん
確かにいたね。研究以外の業種に行きたいならそれでも全く問題ないと思うよ。でも研究職なら就活テクニックよりも研究力の方が大事。

 

興味がある企業からの共同研究の打診が来た場合、複数テーマを持っていたとしてもそれをやらせてもらえるよう全力で指導教官と相談してみましょう!

 

 

企業研究者の経験やノウハウを学べる

共同研究で企業研究者が派遣されてくる場合、基本的に30代〜40代くらいですよね。

その人は間違いなくあなたが所属する研究室のどの学生よりも経験を積んでいます。

 

もしかしたら助教や講師クラスの先生よりも優秀かもしれません。

そういった研究者が在中するのであれば、それはとても幸運なことだと考えるべき。

 

  • なぜ今の企業に行ったのか?
  • どうしてアカデミアではなく企業なのか?
  • 今までどんな研究をしていたのか?
  • 研究者に必要なことは何か?
  • 就職と進学で悩んでいるので相談に乗ってください!

 

などの素朴な質問を毎日できます。

OB訪問しないと聞けないようなことがフランクに聞けてしまう

素晴らしいことです。

 

ちなみにこれはどの学生でもできますが、やはり共同研究テーマを担当している学生が一番多くの情報を得ることができます

表面的な質問だけでなく、研究に対する考え方とか研究計画立案の仕方を間近で学べますので、ぜひ一緒に研究をするのが良いでしょう。

 

 

企業との共同研究テーマをやるデメリット

研究室内テーマよりも厳しい成果創出を求められる

先に述べたように共同研究テーマは期限が決まっています。

例えば「3年契約だが次年度延長するかどうかは毎年相談する」みたいな契約だと、下手したら1年で契約打ち切りになることもあります。

それゆえ指導教官も「ここまでにこういった成果を出せ」ということを言いがちです。

そんなデータはそもそもサイエンスとして正しいのか?と感じるようなことでも「とにかく成果を出せ」と言われます

めちゃくちゃ頑張っているのに共同研究先の企業が満足するデータを出せないと意味がないということも知っておきましょう。

 

コロぽち
コロぽち
企業が納得するデータをなんとか出せないのか?と言われたことあったよな?
バイオさん
バイオさん
そんなこと言われても…って思うよね。それを強要されて精神的に追い詰められた結果、人は捏造に走るんだろうなと感じたこともあったよ。

 

 

自分が取り組んだ研究成果を外部発表・論文投稿できない

企業は研究成果を特許化することが最優先なので、外部発表・論文は二の次です。

したがって外部発表・論文化できる成果を出すことができても、それらができるのは特許が公開されてから。

特許申請から特許公開まで1年半かかるので、もしあなたが修士卒で就職するなら、卒業までに論文を書くのは非常に難しくなるでしょう。
(もちろん企業によっては特許申請できたらもう論文にして良い、という企業もありますが)

共同研究テーマを担当しているけど論文もしっかり書きたい!という学生さんは、外部発表・論文化のために必ず別テーマを持つようにしましょう!

 

 

同期からのパッシングが強くなる(嫉妬?)

僕がいた研究室は指導教官が人数分のテーマを考えて、それを学生が選ぶというやり方でした。

その研究テーマ選びで某大手食品企業との共同研究テーマがあり、同期含め僕もそのテーマを希望しました。

結局くじ引きで僕がそのテーマをやるに至ったのですが、その後はなぜか同期からのパッシングが強くなりました

 

  • 企業研究者様と一緒にやってる優秀な学生なんだから、わからないことは私に聞くんじゃなくて自分で調べた方が早いんじゃない?
  • 企業研究者様と一緒にやってるのにそんなこともわからないの?
  • 私の方が結果出してるけどどうしたの?笑  優秀なんだからもっと研究頑張らないと笑
  • 研究うまくいってないならいつでも変わってあげるからね笑
    あなたじゃうまくいかなそうだし、早めに決断した方が企業のためだよ笑

 

というようなイザコザを生む場合があるので、精神的に辛くなる可能性があります。

 

コロぽち
コロぽち
いや、こんな経験するのお前だけやろ…
バイオさん
バイオさん
なぜかこういうことに巻き込まれやすいんだよね…

 

 

まとめ

記事の要約

共同研究のメリット

  • ビジネス的思考力が身につく
  • 企業の研究スピードを知ることができる
  • うまくいけば企業とのコネがつくれる

共同研究のデメリット

  • 成果を出すことを強要される
  • 研究成果を外部発表、論文化できない可能性あり
  • 同期とのイザコザを生む可能性あり

 

いかがでしたか?

共同研究テーマを担当することは大変なことも多いですが、得られることの方が圧倒的に多いので、機会に運良く恵まれたら全力で取り組んでみましょう!

学生のうちからビジネス的な思考を持っておくことは、将来的に絶対に役立ちますので。

 

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