○OB訪問でOBに嫌われやすい失礼な学生の特徴って何?
○とりあえず良さげな企業にOB訪問すれば良い情報手に入るよね?
○マイナス印象を与えないために情報が欲しい。
当記事では上記の疑問・ご要望にお応えします。
本記事の内容
- OB訪問で「失礼だな」と思われるダメな学生の特徴
- 企業人は失礼な学生が自由に活用できる駒ではない
- OB訪問でマイナス印象を与えてしまうのはもったいなさすぎる!
企業で研究職に従事しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
企業に入ってから毎年5~10人の学生さんからOB訪問のご依頼をいただいております。
あと内定が決まってから企業に就職するまでに、学生就活イベントで相談受けた方も含めると50人は超えている…はず。
ということで本記事ではOB訪問した企業人にマイナス印象を与えてしまう学生の特徴を解説します。
せっかくOB訪問に行くのであれば、企業人に良い印象を与えてホクホク気分で帰りましょう!
- せっかくOB訪問できたのに企業人がいつもよそよそしい…と悩んでいる方
- なぜ企業人はもっと情報を提供してくれないのか!とイライラしている方
- あまり考えずにとりあえず企業人にOB訪問を依頼したい方
- 就活で成功したい方
目次
OB訪問で「失礼だな」と思われるダメな学生の特徴
僕が今まで相談を受けてきて「この学生はちょっと…」と思った特徴は以下の3つです。
- 会いに来た理由すら定まっていない
- 人事に紹介してくれるよう媚びを売ってくる
- こちらの都合を考慮しない
順々に説明します。
会いに来た理由すら定まっていない
就活解禁になったばかりで何も就活に関して知らない!
とりあえず自分が興味ある企業の大学OBに連絡取ってみよう!
この行為自体はすばらしいです。
行動力があることは長所なのでどんどんOBにアタックしてください!
ただ、実際にOB訪問当日になって以下のようなことを聞いてくるのは勘弁してください…
- 何も調べてきてないんですけど、御社の良いところ悪いところを全部教えてください!
- ホワイト企業だから定時に帰れるんですよね?残業とか絶対ないですよね?
何も調べてきていません!という潔さは素晴らしいです。
が、企業人から絶対に「ふざけてるの?」って思われます。
「御社に入社したいです!」という意思を持つ学生さんだからこそ、こちら側は都合をつけているわけですね。
何も調べてきていない時点で「ウチに来たいわけではないのね」と100%思われます。
事前調査は大事!
「とりあえず良さげな企業だから企業人から直接全部聞くか」という発想は、かなり失礼にあたるのでやめましょう。
あと初歩的な会社情報はホームページ見ればいくらでも載っていますので、OB訪問前には見てきてください(;´Д`)
それとホワイト企業とはいえ残業するかしないかも、正直あなた次第だと思います。
帰りたいなら帰れば良いし、早く帰ると「あいつやる気ないと思われそう」と心配なら残業すればいいだけですね。
自分のことを人事に紹介してくれるよう媚びを売ってくる
こんな媚び売ってくる人ほんとうにいるんだ…。
っていうくらい媚びを売ってくる就活生、一定確率でいます。
とはいえ10人と会ったら1人いるかいないかくらいかと思いますが(゚Д゚;)
会話の節々で以下のような質問を挟んでくるわけです。
- ちなみにバイオさんは人事の方とよくお会いしたりするんですか?
- 人事の方で△△大学出身の方はいらっしゃいますか?
「すみません、自分は研究職なので人事の方とはそこまで親しくはないんです」
とお伝えすると「マジかよ」みたいな顔されたりすることもありました。
正直すぎる就活生ですね。
ちなみに社内メールアドレスは機密情報ですので聞かれてもお教えできません。
当然ですが個人メールアドレスやLINEアドレスもプライバシーがありますので、お答えできません。
せっかくOB訪問に来てくれたのなら、人事の方ではなく僕を見てください!(∩´∀`)∩ワーイ
こちらの都合を考慮しない

こちらの都合をあまり考慮せずに、グイグイ来る就活生が実際にいらっしゃいます。
これはけっこう無意識でやってしまう就活生が多いのでは。
例えば以下のようなこともありました。
この前実際にあったこと。就活生からESを送ってもらった時に「一週間後にES締め切りなので、申し訳ないですが3日以内に返信してもらえると助かります!早ければ早いほど嬉しいです!笑」というメールが来て、さすがに失笑せざるを得なかった。#OB訪問 #ES #就活
— くりぷとバイオ@研究職 (@cryptobiotech) March 25, 2018
この前実際にあったこと。就活生からESを送ってもらった時に「一週間後にES締め切りなので、申し訳ないですが3日以内に返信してもらえると助かります!早ければ早いほど嬉しいです!笑」というメールが来て、さすがに失笑せざるを得なかった。
就活は人生を左右するイベントなので、必死になるのもわかります。
でも必死になっている時こそ人間の本質が出る。
焦っている時に不機嫌になるのか、周りに八つ当たりするのか。
無茶なお願いをしておいて相手がそれをできなかったら愚痴をこぼすか。
私は、「俺は不機嫌なんだぞ。だから俺が不機嫌じゃなくなるように何とかしろ」という態度の人の事件は受けないですね。
不機嫌になれば相手方がなにがしか動いてくれるということが習慣付けられてる人が、世の中には案外おり、関わってもロクなことがない。— ピピピーッ (@O59K2dPQH59QEJx) March 6, 2018
残念ながらそのような就活生は、OBにマイナスイメージを与える恐れがあります。
余談ですが、今は「働き方改革」で“残業したくてもできない時代”になってきていて、常に時間との勝負です。
そんな勝負をしているとき、常に機嫌悪い人が近くにいたらあなたも嫌ではないでしょうか?
OBはあなたのために時間を割いてくれているので、そのことへの感謝を忘れないようにしましょうね!

企業人は失礼な学生が自由に活用できる駒ではない

就活生は人生がかかっているので、とにかく興味ある企業のOBに話を聞きに行きたい気持ちはわかります。
しかしそこに敬意が失われてしまっては、企業人側から見たらただの迷惑な人です。
僕も就活時代は色々な人にお世話になったので、OB訪問は積極的に受けるようにしています。
しかし以下のツイートのように、いつまでも無償で自由にやり取りさせてもらえると思うのは勘違い。
なるべく知らない人からのDMによる相談にはどんな内容であれ丁寧に答えたいという気持ちがあるんですが、それをやると多くの場合「またこういう感じで相談してもいいですか」といわれてしまい、いつまでも無償で相談のってもらえると思われるのはちょっと心外だったりするので難しいなぁ、、と。
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) March 24, 2018
我々企業人は「就活コンサルタント」をしたいわけではないのです。
「当社で一緒に働いてくれそうな熱意ある就活生と話したい」わけですね。
「優秀な学生さんならぜひウチに勧誘しよう…!」とワクワクしながら行くわけなんです。
過去のOB訪問で「御社には興味がないけど○○社に行きたいから面接やESの相談をさせてほしい」というトンデモ学生がいました。
どうやら「○○社の競合」が僕の所属する企業と考えており、その企業の社員に直接話を伺ってみたかったそうです。
さすがにこれはひどすぎませんか( ゚Д゚)
繰り返しますが我々企業人は就活コンサルタントではありません。
誤解を恐れずに言えば「他社に行きたい就活生」とは会う意味があまりないです。
だったらその時間を会社の業務に費やしたり、論文読んだりした方がよっぽどマシだと思ってしまいますね。
OB訪問に行くのであれば、せめてあなたが「内定もらったら行きたい!」と思うような企業の方と話すようにしましょう。
行く気が無い企業へのOB訪問は、就活生も企業人も時間の無駄ですっ!
OB訪問は内定と直接関係するのか?ということを別記事で解説しております。
関連記事 OB訪問は就活で有利になるか?【ぶっちゃけ内定に関係ない】

OB訪問でマイナス印象を与えてしまうのはもったいなさすぎる!

というわけで当記事では僕が実際に会ってみて「これは…ちょっと…」と思う就活生の特徴を解説しました。
こんなこと言う就活生なんていない!盛りすぎ!と思う方もいるかもしれません。
正直、あまりにも非常識ですもんね。
でもそう思える就活生の皆さんは、企業人への配慮が無意識にできている素晴らしい学生さんです。
企業人も皆さんの就活が上手くいってほしいという想いを持っているからこそ、ES添削やOB訪問を快諾してくれています。
その想いを利用したり、自分の思い通りに活用してやろうとするのは気持ちを踏みにじる大変失礼な行為です。
大事なのは、互いにとってWIN-WINなOB訪問にすること。
せっかくOB訪問するのであれば、企業人に「お、この学生さんは素晴らしい…!」と思わせてやりましょう~!
ではではっ