あなたに役立つ理系就活情報はこちら

研究で成果が出ない学生にありがちな5つの癖【進捗ないと嘆くな!】

○毎日朝から晩まで研究しているのに全然思うような結果が出せなくて、いつも教授から怒られる。
○同期のあいつはよくわからないけど要領よく成果を出していく。
○自分は研究の才能がないのだろうか…研究成果ってどうやったら出せるの?

 

この記事では上記のような疑問・悩みに答えます。

 

✔ 本記事の内容

  • 研究で成果が出せない学部生・修士学生にありがちなこと5選
  • 研究の進捗がない理由をしっかり考えるのが重要!

バイオ系大手企業で基礎研究職に従事しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)です。

僕も修士課程の時にはあなたと同じようなことで悩んでいました。

土日も無く毎日朝9時くらいから研究室に来て、日付が変わるまで研究に取り組んでも結果が一向に出ない。

指導教官には「お前は実験量が足りていない!」と皆の前で怒られたり、他研究室の先輩からは「お前才能ないから研究やめたら?」とラボ合同飲み会で言われたり。

こんなに頑張っているのになぜ…。

と研究が嫌になってやめようと思ったこともたくさんありました。

今回はそんな似た者同士の僕から、是非知っておいてほしいことをアドバイスします。

この記事はこんな方におすすめ
  • 研究成果がまったく出なくて悩んでいる方
  • 研究成果が出ない原因を知りたい方
  • 進捗が出ないとマイナス思考になりがちな方
この記事は3~4分で読めます。
読めば「成果を出せないのには理由がある」と思ってもらえるかと。

研究で成果が出せない学部生・修士学生にありがちなこと5選

周りに相談しないで溜めこむ

一人で溜めこんで周りに相談できない人

あなたは周りの先輩や同期、指導教官と研究進捗や悩んでいることをタイムリーに報告していますか?

研究で成果が出せない学生の特徴として「周りの人に相談せずに1人で進めてしまうこと」があります。

周りに相談せずに進めてしまう理由として、

  • 先輩や指導教官が忙しそう
  • 周りに相談しても良い答えが返ってくると思っていない
  • 相談するのが申し訳ないと思ってしまう
  • 誰かに頼るのはなんとなく負けた気がして嫌だ
  • 研究は1人で進めるものだから頼るなんてもってのほか

など様々なものがあると思います。

しかし研究成果を出したいなら今すぐにその考えを止めるべきです。

なぜならあなたが研究成果を出せないのは研究室にとって損害であり、むしろあなたの気遣いや遠慮は研究室にとって迷惑だからです。

バイオさん
バイオさん
そもそも指導教官や先輩の仕事は、後輩であるあなたに成果を出させること!

指導教官や先輩から見て、あなたの方が知識でも実験技術でも忙しさでも劣っているのは当たり前。

彼らは最初からあなたにアドバイス&指導するつもりでいます。

そのことに気付かず変な気遣いや遠慮を発揮して周りに相談しないのは、言い方は厳しいですが愚の骨頂です。

例えるなら、洗濯機という素晴らしい時短家電と最先端洗剤があるにも関わらず、

「いや、僕は申し訳ないんで使わないです」と断り、洗濯板と石ケンを使ってせっせと服を洗っているようなものです。

洗濯物を洗うための板とバケツ
コロぽち
コロぽち
(例えがわかりずらいなコイツ…)
バイオさん
バイオさん
何か言った?

それではいくらやっても良い結果が出るわけありません。

指導教官と先輩という「最強の相談相手」が研究室にはゴロゴロ転がっているのに、それを活用しなければ研究成果を出すのは当然遅れてしまいますね。

研究成果を出せずに悩む学生は、周りにちゃんと相談できているか?を今一度自問自答してみましょう!

もちろん指導教官や先輩の予定次第では断られてしまうこともあるかもしれませんが、その場合は別のタイミングで再度聞けばOKです!

※ちなみにB4,M1,M2はどれだけのことを求められるのか?に関しても記事にしていますので良かったらご一読ください。

理系の研究室生活(B4, M1, M2)で設定すべき達成目標は?○研究室でどんな能力が求められているのかがわからないんだけど。 ○同期とテーマも研究分野も違うからそもそも比較しようがないし。 ○B...

実験技術は誰かに教えてもらう方が圧倒的に早いと気づいていない

わからない箇所を補い合うチームワーク

前項と内容がやや被っていますが、実験技術はゼロから習得するとなると意外に時間がかかるものです。

試薬メーカーのキットを見れば基本的にプロトコルは記載されていますが、自分がやりやすいようにノウハウを蓄積することが必要です。

しかもPCRやウエスタンブロッティングのような実験技術だと使用する機器によってプロトコルを修正する必要があるので、1人でゼロからやるのは本当にめんどくさい大変なのです

PCR:Polymerase Chain Reaction (ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字を取った用語で、ごく微量 の DNA を出発材料として、高感度の検出を短時間で行うことができる技術。過去にノーベル賞にも輝いた凄い技術。

 

ウエスタンブロッティング:電流を流すことによって、タンパク質が多数混ざった液体から各タンパク質を分離する技術。この技術が仮に世界から急に無くなったら科学業界は世界恐慌以上の衝撃が走るよ!

こういう時はやはり同じ研究室内の先輩に頼るのが一番早い。

先輩がウエスタンブロッティングをやるタイミングを見計らって「やり方を見せていただいてもよろしいでしょうか?」とサラッと聞いてしまう。

そして先輩が作った実験プロトコルも一緒にもらってしまう。

バイオさん
バイオさん
あなたは研究室で使われている技術とノウハウを苦労することなく手に入れることができるのです…!(ゲス顔)
コロぽち
コロぽち
お前ってたまに本性出るよね。

そうして浮いた時間であなたはあなたの研究に取り組めばいい。

むしろその時間で新しい技術を習得して研究室に還元すれば、指導教官はもちろん、あなたに技術を教えてくれた先輩も喜ぶこと間違いなし。

仮に研究室内で教えてくれる先輩がいないのであれば、他研究室に教えを乞うのも1つの手ですね。

その場合は修論や論文の共著や謝辞に載せることを忘れずに!

 

スポンサードリンク

実験がうまくいかなかった時に立ち直るのが遅い

実験が失敗していつまでもクヨクヨしている人

うまくいくはずだと思ってやった実験が失敗したら、誰でも落ち込みますよね。

僕も毎回ワクワクしながら実験結果を待ちますが、うまくいってなかったらショボーン(´・ω・`)の繰り返しです。

でも僕はそこからの立ち直りが早い自信がありまして、うまくいかなかったらすぐにその実験結果と向き合って次の戦略を練ります。

研究で成果が出ない学生の傾向として「この立ち直りの速度が遅いこと」が挙げられます。

失敗しようが実験結果の考察はその日のうちにやるのが良いです。

なぜならその日の実験手順・内容が細部まで頭に残っていて、実験がうまくいかなかった理由が「仮説そのものにあるのか」「実験手技にあるのか」を辿りやすいから。

実験がうまくいかなかった悔しさも考察を促進させてくれる燃料になります。

一方、実験結果がダメで「あー今日はダメだった!今日は早く帰って明日考察しよう!」といってそのまま帰ってしまう人がいます。

こういう日もあっていいのかもしれませんが、次の日になって結果を見ると「まあいいか、もう一度やろう!」みたいな適当な考察になってしまうことがあります。

コロぽち
コロぽち
切り替えすぎると逆に深い考察に至らないってことか。でもそれは人によるんじゃないのか?
バイオさん
バイオさん
もちろん人によると思う。でも「鉄は熱いうちに打て」という格言もあるように、何事も後回しして良いことはないと思ってるよ。

実験がうまくいかないのは世の常。

大事なのはその後で、いかに早く立ち上がるかが重要ですよ!

実験する際の事前準備が足りていない

実験に必要な準備をしている人

素朴な疑問なのですが、皆さんは実験前にイメージトレーニングをしていますか?

ルーティン作業なら僕もしませんが、重要な実験や初めての実験の時はいつも必ず頭の中でイメージトレーニングをしています。

コロぽち
コロぽち
え、お前そんなことしてるの…?引くわ…
バイオさん
バイオさん
なんでスポーツ選手のイメトレは推奨されて研究者はダメなんだよ。結果を出すためにはイメトレ大事でしょうが。

何が言いたいかというと、事前準備しっかりしていますか?ということです。

実験内容にもよりますが、実験は事前にどれだけしっかり準備できたかで完遂確率が大きく変動します。

良い結果が出る確率も当然上がります。

バイオさん
バイオさん
仮説がそもそも間違っていたらこの限りではないですが…!
コロぽち
コロぽち
まあ研究ってそんなもんだろ。

事前準備としては以下のようなことがあります。

  • 使用する試薬・バッファーなどの量は十分か
  • 使用する予定の機器は当日間違いなく使うことができるか
  • 実験条件にミスはないか

こういったことは実験前日までに気づけばなんとかなることが多いですが、下記ツイートのように、当日に気づいたら「Noooooooo!!!!」となることがしばしば。

生物系の実験だと一週間かけて実験の前準備することもあるから、ショック大きいですよね…。

コロぽち
コロぽち
確かにこれはやらかしたらショックだなあ!お前は今まで何回くらいやらかしてきたんだ!?
バイオさん
バイオさん
・・・・・・・
コロぽち
コロぽち
おい…なんかしゃべれよ。

実験以外のことも忙しくてそんなに実験に割いている時間がない!というあなた、多分オーバーワークです。

実験計画だけでなく、自分に負荷がかかりすぎていないか一度立ち止まってみるのもおすすめですよ。

常にフルスロットルだと身体に負担がかかりすぎて保ちませんので注意です!

作業量がそもそも足りていない

実験に取り組んでいる女性

あなたが朝から深夜まで実験したり、論文を読んだりしているならば本項は無視してください。

ただ、もし朝の10~11時くらいに研究室に来て夕方17時くらいに帰る生活をしているなら、周りよりも結果が出ないのはしょうがないです。

なぜなら科学の分野は悲しいことに、人生を研究に捧げている人間がわんさかいる分野だからです。

バイオさん
バイオさん
それが良いというつもりはありませんが、そういった人でないと勝ち残っていけない世界なのは事実です。

望んでいたわけではありませんが、僕も院生の頃は朝から日付が変わるまで研究室にいるのが日常茶飯事でした。

仮に朝9時から深夜の24時まで研究室にいたとしたら、1日15時間研究室にいる計算です。

一方、先に例を挙げた朝10時から夕方17時までしか研究をしていない人は7時間しか研究室にいません。

たった1日で2倍の作業量が生じています。

1年間であなたよりも目まぐるしい成果を出している同期は、あなたの2年分に相当する実験量を1年間でこなしているだけなのかも。

 

継続力・ガッツのある凡人は、ムラッ気がある天才を凌駕する。

 

僕が恩師から学んだ言葉の1つです。

何かの分野で大成したければ、単純な話、周りよりも作業量を増やすことが必須です。

これは我々から見たら天才以外の何物でもない、プロ野球のイチロー選手が証明していますね。

彼は小学生のころ、同世代の友達が遊んでいる間、お父さんと毎日バッティングセンターに通っていたそうですよ。

プロ野球選手「イチロー」のエピソードから学ぶ幼少期の過ごし方より

我々が天才と呼んでいる人々は、本当に生まれ持った才能だけで何でもこなせる天才なのでしょうか?

ただ僕らよりも圧倒的な作業量をこなしてきただけでは?

だとしたら我々もそれをこなすことができれば同じようになれるのでは?

結果が出ない…と嘆いているあなた。

一度周りを冷静に見回してみましょう。

結果が出ないと嘆くのは、研究室内で最も作業量を多くした状態を半年続けてからでも遅くはありませんよ。

コロぽち
コロぽち
いつも思うけど、お前ってスパルタだよね。
バイオさん
バイオさん
そうかな?僕みたいな凡人が何かを達成したいと願うなら、世間一般の「普通の人」より頑張らないと到底無理だよ。

 

スポンサードリンク

研究の進捗がない理由をしっかり考えるのが重要!

様々なクエスチョンマークが散らばっている様子

というわけで今回は以上となります。

研究で成果が出ないと悩んでいる学生は、何かがズレている可能性があります。

1人でやろうとしているのか、精神的な問題なのか、作業量の問題なのか…。

今回の記事でどれか1つでも当てはまることがあるなら、少しずつ意識して改善していきましょう。

一度研究で成果を出す喜びを味わうと、辛くても耐えられる心が身に付きますので、諦めずに頑張ってみましょう!

この記事に納得していただけたら、ぜひ以下の記事「研究室が嫌い。でも研究が好き!という学生へ5つのアドバイス。」もご覧ください。

研究室は嫌いだけど、研究自体は好きなんだよな…と思っている人にオススメの記事です。

下記リンクより是非ともどうぞ!

研究室が嫌い。でも研究は好き!という学生が意識したい5つの考え方【脱・研究室に行きたくない状態】 <当記事でわかること> ■「研究室に行きたくない」という現状を変える方法 ■嫌いな環境を変えていくための方法 ...
ABOUT ME
くりぷとバイオ
くりぷとバイオ
研究を一生続けていくため、まずお金の不安を解消すべく副業を始めた20代科学者。 旧帝大を修士で卒業後、大手企業で基礎研究職に従事。 研究室時代はストレスで心身を病みながらも日夜実験に取り組み、運良く筆頭著者論文を複数投稿することに成功した苦労人&棚ぼたマン(自称)。 暗号資産の面白さ・可能性に惚れこみCoinMarketCapの銘柄を全部調べた経験あり。