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B4が研究室に来ない。考えられる原因とその対策とは?【研究室あるある】

○なんでB4学生はすぐ「研究室に来ないやつ」になるの?
○研究室でやる気ないのか?病んでしまったのか?
○自分の研究室がもっと学生から人気になるには?
○B4が来なくなるのを防ぐ方法が知りたい!

 

本記事では上記の疑問に答えます。

 

本記事の内容

  • B4が来なくなる原因には3つの要因がある
  • 隠れブラック研究室はガチブラック研究室よりもタチが悪い
  • B4の努力を認めてあげる研究室風土づくりを!

 

あれ、あのB4最近見ないな?

そういった事例が1年に1回は起きる研究室、日本にたくさんあると思います。

  • あの研究室のB4はいつも楽しそうなのに、なぜウチのB4はいつもこうなの?
  • 毎年B4がどんどんやる気を失っていってけしからん!
  • あんなに頑張ってB4を指導してやったのに、いなくなるなんて非常識だ!

など、B4に対して不満や言いたいことが溜まっている方もたくさんいると思います。

 

でも、ちょっと考えてみてください。

 

なぜ他の研究室はあんなにいつも楽しそうなのか?という理由を本気で考えたことはありますか?

実はその原因が指導教官や先輩のあなたにあると言ったらどう思いますか?

 

そんなはずはない!

 

そう思っているあなた、ぜひこの記事を読んでみてください。

この記事では、研究室生活で数多くの後輩から悩み相談を受けてきた僕(@cryptobiotech)が「B4が研究室に来なくなる原因とその対策」について解説します。

※この記事は4~5分で読めます。この記事を読めば「あなたが運営/在籍する研究室がより学生から人気になるための方法」や「B4の喪失を防ぐ方法」がわかります。

B4が来なくなる原因には3つの要因がある

原因①:研究室が隠れブラック

研究室がブラックだと気付いた女学生
ブラックだと覚悟していない学生がこの事実に気付くと心が折れる可能性あり。

 

あなたが運営/在籍する研究室は「隠れブラック研究室」ではないですか?

私事ですが、B4当時の僕はブラック研究室に入る覚悟を全く持っていなくて、「帰りたいときに帰れる研究室が良い」と思っていたんですよね。

それゆえ自分が選んだ研究室は事前情報では9時から17時がコアタイムで、それ以外の時間ならいつ来てもいつ帰ってもいいという研究室でした。

 

そういう研究室のはずでした。

研究室に入る前は本気でそう信じて入りました。

 

でも実際に入ってみたらそれは全く違っており、コアタイムは学生ではなく指導教官に適用されている条件でした。

取材とか電話を受け付けている時間が大体9~17時だよ、ということでした。

(もちろん指導教官は17時以降も居室にいらっしゃることが多かったが)

 

バイオさん
バイオさん
これを悟ったときは本気で「おかしいだろ」って思ったよね…!
コロぽち
コロぽち
うん、それはおかしいな

 

こんなはずじゃなかった…

その思考に至ったとき、僕は「こんな所で3年間もやれるのか…」とかなり悩みました。

その思考のせいで生産性はめちゃくちゃ落ちたし、研究室そのものに対する信頼もガタ落ちでした。

 

研究室に元々お世話になっていた先輩がいたからなんとか踏みとどまりましたが、その先輩がいなかったら研究室をバックレていたか、院試で別のところに行っていたと思います。

この例のように、隠れブラック研究室は学生のやる気を一撃でへし折ってきます

あなたが運営/在籍する研究室は隠れブラックゆえに、B4学生が来なくなっているかもしれませんよ。

原因②:研究に向いていないと自信を失った

自分には研究は向いていないと悟った高齢者
指導教官や先輩がマウントばかり取るとB4はやる気と自信を失う

 

悩んでいる後輩と相談しているとき、よく言われるのが「自分ってこの研究室にいなくてもいいんじゃないですか?」ということです。

なぜそんなことを言うのだろう?と色々聞くと、こんな答えが返ってきます。

  • 修士2年の○○さんのテーマを引き継いだが、いつも▲▲さんにダメ出しされる
  • 自分が身に付けた知識は研究室内の誰かがすでに仕入れている(それならとっくに知ってるよ、と言われる)
  • 「そんなことも知らないのか!」と卑下される

この相談をしてくれた人は他研究室の学生さんだったのですが、残念ながらそのあと研究室を辞めてしまいました。

その研究室は毎年1人はいなくなってしまうと噂されていた研究室で、指導教官や先輩が後輩に対して厳しすぎることが原因なのではと感じました。

B4の学生はあなたよりも知識や経験に乏しいのが当たり前。

それに対してマウントを取ってしまうことはありませんか?

原因③:研究以外にやりたいことができた

やりたいことを閃いた電球
「研究が全てではない」と思う割合の方が多いことを自覚しよう

 

研究室に入ってから文系就職でやりたいことができた!という学生さんは少なからずいます。

そういった学生さんはなんとかB4で卒業する道を模索します。

研究なんて適当で良いや!と思っている学生さんも確かにいますが、やれるところまで研究してから卒業したい!と思っている学生さんも多いです。

 

そんな中、指導教官や先輩が「文系就職とか絶対に止めておけ!」とか「そんな無駄なことやっている暇があるなら研究しろ!」とか、相手の話を聞かずに一方的な意見の押し付けをしてしまっていませんか?

相手のやりたいことを否定して自分の価値観に引き込もうとすると、相手はどんどん反発して離れていくばかり。

研究が人生においてもっとも重要である、という思想になってしまっていませんか?

僕も科学者としてそうありたいと思っていますが、全ての理系学生がそうというわけではありませんよ。

 

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B4が来なくなるのを防ぐために

とにかくやれ!の時代はもう終わった。
なぜそれをやる意義があるのか?を理解させ、研究の楽しさを知ってもらう必要がある。

研究室が隠れブラックのままで本当に良いのか?を考える

個人的な考えですが、

ホワイト研究室 > ブラック研究室 > 隠れブラック研究室

です。

 

ブラック研究室らしさをホームページに載せてしまうと学生が来なくなるから、コアタイムの時間を変えて学生に興味を持ってもらおう!

みたいな研究室の方がタチ悪いです。

どうせブラックな生活を送ることが確実だったら、もう研究室HPにそう書いてしまった方が絶対に良い!

例えば「コアタイム:9時~21時」という感じで!

そっちの方が学生も覚悟が決まりますし、後腐れもない。

今はネットで晒されてしまう時代ですので、真実を隠すことは止めた方が賢明です。

ある学生がその嘘をネットに投稿するだけで、一気に研究室の評価が下がることにもなります。

B4の努力を認めてあげる研究室風土づくりを!

B4の学生が仕入れてくる情報は、その研究室に何年もいる人からみたら「すでに知っている情報」であることが多いです。

それに対して「そんな論文読んでどうする」とか「もっと論文読まないとお前は使い物にならない」とか、B4を不安にさせるような言動は控えましょう。

 

誰もが最初は初心者。

 

先輩や指導教官がそう思っていないと後輩たちは成長しません。

むしろ「怒られるのが嫌だから」といって指示待ち人間になってしまうかもしれません

それは研究室としてもマイナスに働くはずです。

 

今の学生たちはめちゃくちゃポテンシャルが高いものの、怒られることにはどうしても慣れていないのかなーと思う部分が多々あります。

でもそれは悪いことではなく、今の学生たちの傾向です。

それを強制的に是正するよりも、その傾向を把握してB4と接した方が円滑に研究室が回るでしょう。

研究以外の道に進む学生をいかに応援するか?

世間一般からみて、研究者という職業は相当レアな存在です。

しかも今のアカデミア業界を見ていると、とてもじゃないが将来が見えなさすぎて、研究一筋で生きていけるのか?と考える人も多いでしょう。

つまり研究室にいながらも「研究以外の仕事に就きたい…」と考えるB4は今後増えたとしても全然おかしくありません。

 

そんな背景を理解しないまま「研究室に入ったからには最低3年だ!博士課程も考えろ!」という研究室の古い価値観を振りかざしていくと、どんどん学生が離れていってしまう原因になります。

むしろあなたが運営/在籍する研究室ではなぜ研究の道を志す人が少ないのか?を考える時期に来ているのかもしれません。

仮にB4で就職する道を選んだ学生を応援できれば研究室内の雰囲気が良くなるのは間違いありません。

コロぽち
コロぽち
研究のトレンドを掴むのは必死なのに、その研究を実施してくれる学生のトレンドは把握しないのはおかしな話だよな
バイオさん
バイオさん
そ、そうだね…(こんなこと言っていいのかな…)

 

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B4の価値観を応援してくれる研究室が最高

記事の要約
  • 隠れブラックは最悪。研究をさせたいなら正直にその情報をHPなどに掲載せよ!
  • B4の努力を常に否定するような雰囲気だとB4は徐々にやる気を失っていく。
  • やりたいことを応援してあげられると研究室運営はうまくいく

 

時代と共に学生の価値観もどんどん変わっていきます。

昭和時代のスパルタ教育を是とする価値観はもう今の若者たちに無いと僕は考えて、日々学生さん達と接するようにしています。

 

今の学生たちが求めていることは何か?

どうやったらこの世代の学生たちに研究をしっかりやってもらえるか?

 

それらの疑問に対する答えが「強制力」でないことは、もはや明らかです!

強制力で管理されている研究室は、年々学生さんが減っていくと思っていた方が良いでしょう!

 

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くりぷとバイオ
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研究を一生続けていくため、まずお金の不安を解消すべく副業を始めた20代科学者。 旧帝大を修士で卒業後、大手企業で基礎研究職に従事。 研究室時代はストレスで心身を病みながらも日夜実験に取り組み、運良く筆頭著者論文を複数投稿することに成功した苦労人&棚ぼたマン(自称)。 暗号資産の面白さ・可能性に惚れこみCoinMarketCapの銘柄を全部調べた経験あり。