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学会に参加するメリットとは?【大学生・院生のモチベーションの場】

<当記事でわかること>

■学会に参加するメリット

■学会参加によって得られること

 

当記事は学会に参加したことがない/まだ1~2回しかないという理系学生に向けた記事です。

研究室時代からこれまで10回以上学会に参加してきた研究職(@cryptobiotech)から、学会参加のメリットを説明します。

 

当記事を読んでいただけば「学会ってどんな感じ?」「参加する意味あるの?」という疑問が解消されます。

企業研究者としての視点も入っておりますので、研究職を志望する方にも役立つでしょう。

 

どうぞ最後までご覧ください。

 

 

学会に参加するメリット5選

学会に参加してスピーチしているところ

僕が学会参加のメリットとして考えていることは以下の通りです。

ご覧になりたい項目をクリックすると、読みたい情報にすぐ飛べます!

 

 

順々にご説明しますね。

 

自身の研究価値を客観視できる

学会で自分の研究成果を発表しているところ

学会に参加するメリットとして最も大きいのは「自身の研究価値」を客観視できることです。

「自分の研究が対外から見てどれだけ注目に値するのか」がよくわかります。

 

例えば僕の例で恐縮ですが、初めて学会参加した時は自分のポスターに全く人が来ませんでした…泣

「ある標的に対して多サンプルを一度に評価できる系を構築する」というテーマで、系の構築が完了した段階での発表。

 

コロぽち
コロぽち
それ発表を聞く側にとっては「系を作ったのは良いけど、だから何?」という感じだろうな。
バイオさん
バイオさん
実際にそこから新規物質を取れるか示してないから研究の価値を評価しようがない…。

 

一方で、研究室同期のポスターには人が多く集まっているのを見て、とても悔しかったのを覚えています。

客観的に自分の研究価値を把握できることに加え、「来年は自分もポスターに集客してみせるぞ」と良いモチベ―ションにもなるんですよね。

 

このように“現時点の”研究価値を推し量る上で、学会という場は非常に役立ちます。

「自分の研究ってどれくらい評価されるのだろう?」という疑問は学会に行くことで解消されますよ。

 

 

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自身の研究をより推進するためのアドバイスをもらえる

学会でアドバイスをもらって研究が先に進むイメージ

学会に参加すれば「自分の研究をより進めるためのアドバイス」が得られます。

しかも研究室内で普段話し合っている内容とは全く違った視点からアドバイスをもらえること多し。

 

例えば、僕はもともと研究室時代に「化学生物学」を専攻していました。

自分で化合物を合成して、それを動物細胞などに添加して機能評価するというやつですね。

 

ただどちらかと言えば合成寄りだったので「機能評価に使う系ってどれが良いの?」というレベルでした。

 

バイオさん
バイオさん
先輩から教わった評価系について把握しているだけという感じでしたね…。
コロぽち
コロぽち
合成寄りだと評価系の知見を調べるところまで手が回らなかったりするんだよな。

 

でも学会に参加すると「何でこの評価系を選んだんですか?」とか細胞に関する質問がたくさん来ます。(焦ります)

でも中には「これは▼▼という系を使った方が良い」というありがたいアドバイスも。

 

実際に学会でもらったアドバイスを自分の評価系に適用したら新しいデータが取れたので、学会は有用すぎます。

初めて参加する人にとっては学会が不安に感じるかもしれませんが、不安よりも得られるものの方が多いので安心すべし。

 

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新しいテーマ創出に役立つ

新しい研究テーマを閃いた瞬間

学会は新しいテーマを創出するために大きく貢献します。

なぜなら学会では「自分が今まで意識していなかった研究領域」が存在するから。

その領域の知識を身に付けることは新しいテーマ提案に役立ちます。

 

例えば遺伝子編集を専門に研究している研究者がいて、その技術の応用先を探しているとしましょう。

仮にその人が“筋肉”に関する研究領域を初めて知ったとすると「筋肉関連で遺伝子編集できないかな?」と考えるようになるはず。

そのモチベーションで簡単に調べると、例えば「遺伝子編集×筋肉」には以下のような研究があるとわかります。

 

 

ここまで調べると遺伝子編集を専門とする研究者は、新しい取り組みができるようになりますね。

遺伝子編集に関する技術を使ってマグロやサーモンを巨大化させるという研究ができるようになるかも…。

 

「自身のテーマの応用先(新規テーマ)を見つける」という点でも学会は非常に有用です。

 

コロぽち
コロぽち
余談だが、知らない領域の話を聞くときにはポスター発表の方が良いぞ。
バイオさん
バイオさん
深く議論する際にはポスター発表の方がベターだと思います!

 

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自身の研究コミュニティ(=知り合い)を増やせる

自身の研究仲間が増えていくところ

学会に参加すると、自分と同じ研究領域を手掛ける同世代との知り合いが増えます。

「自分と同じような研究をしている人がどこにいて、かつ何をしているのか?」

これを把握しておくのは研究者として非常に大事で、それを把握するために学会は大いに役立ちます。

 

コロぽち
コロぽち
なんでライバルの動向をチェックする必要があるんだ?
バイオさん
バイオさん
研究は誰が一番を獲るかという競争だよ。ライバルの現状を把握するのは重要だと思う。

 

僕が院生時代よく実践していたことですが、自分の同世代かつ同じ研究領域を手掛ける人には片っ端から話しかけてましたね。

「この人は僕よりすごいの?」

ということを肌で感じたかったのがモチベーション。

 

当たり前ですが実際に僕なんかよりも凄いやつは多くいて、その事実はとても良い刺激になりました。

○○大の彼は今このレベルにいるから、負けてる場合じゃない!

という気持ちになれると研究に対する熱意もグッと上がるので、年に1回は最低でも学会に行っておきたいところ。

 

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学会賞を獲得して業績を増やせる

学会で賞をもらっているシーン

学会で良い発表ができると「学会賞」がもらえます。

この学会賞は“自分の業績欄”に書けるので、例えば給付型奨学金や学振の申請時に記載することができます。

 

業績があるとこういった各種申請に通る確率が上がるので、あなたが現時点で申請をする気がなくても狙うのが吉。

学部生時代には博士進学を考えてなくても、院生になって悩み始めるのはあるあるです。

 

コロぽち
コロぽち
いや別に学会賞とかどうでも良いから平凡に発表を終えたいんだけど。
バイオさん
バイオさん
学会賞を狙うと、仮に賞がもらえなくてもメリットはたくさんあります!

 

確かに学会賞を狙うとなると、事前準備がかなり必要になります。

この研究の意義をしっかり説明するには過去論文を知る必要がありますし、発表資料の見せ方も工夫する必要がある。

そしてプレゼンの仕方すら勉強する必要があるでしょう。

 

でもその行為こそが「研究者としての能力」を磨くために必要になります。

仮に研究があまり好きでなく早く就職したいと思っていたとしても、研究で得たものは社会に出ても強みになります。

 

逆に中途半端に研究室生活を過ごしてしまうと就活で苦労しますし、社会に出ても「自分の強みって何?」と葛藤します。

学会は1年でそう何度もあるイベントではないので、こういった貴重なイベント時は全力で臨むのが良いと考えます。

 

学会賞を獲るために費やした時間は無駄にはなりません。

 

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学会参加は大学生・院生のモチベーションに繋がる

モチベーションが大きくアップしているところ

というわけで「学会に参加するメリット」について解説しました。

学会に参加すると、研究に熱意をもって取り組んでいる同世代と必ず出会えます。

 

仮にあなたの同期が研究に対してやる気がなくても、他大学で研究に取り組む仲間を知っていればあなたのやる気は削られません。

 

コロぽち
コロぽち
お前も「もっと研究に集中したら?」と周りに不満溜めることよくあったよな?
バイオさん
バイオさん
まあね…。でも他大学に仲間ができてからは気にしなくなったよ!

 

絶対に学会参加は大学生・大学院生のモチベーション源になります。

あなたもぜひ積極的に学会に参加して、研究にどっぷり浸かってくださいね。

 

それでは当記事は以上です。

 

ちなみに学会発表で必須になる「プレゼン力」を磨きたいなら、以下の2冊は“買い”です。

世界最高のプレゼンターが集まるTEDトークから「なぜ魅力的なプレゼンができるのか?」を解説した書籍。

 

研究者にとってプレゼン力は必須と言っても過言ではないので、ぜひこういった書籍からノウハウを盗みましょう!

この書籍を読めば間違いなくあなたの発表レベルは上がりますし、学会で注目を集められるようになりますよ。

 

バイオさん
バイオさん
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くりぷとバイオ
くりぷとバイオ
研究を一生続けていくため、まずお金の不安を解消すべく副業を始めた20代科学者。 旧帝大を修士で卒業後、大手企業で基礎研究職に従事。 研究室時代はストレスで心身を病みながらも日夜実験に取り組み、運良く筆頭著者論文を複数投稿することに成功した苦労人&棚ぼたマン(自称)。 暗号資産の面白さ・可能性に惚れこみCoinMarketCapの銘柄を全部調べた経験あり。