<当記事でわかること>
■研究室にいる嫌い・うざい・うっとうしい先輩のダメな特徴
■そういった先輩の対処方法
当記事では、企業研究職のくりぷとバイオ(@cryptobiotech)が「研究室にいる苦手(≒めんどくさい)先輩の対処方法」を解説します。
研究室時代、1人だけですがどうしても合わない先輩がいて、その人への対処方法をいくつも考案してきました。
実際に当記事の内容を実践して、苦手な先輩とできるだけ関わらずに平和な研究室生活を送れたので説得力はあるかなと。
ただ対処方法を考案するには「何を対処するのか?」を決めるための“特徴”が必要ですよね。
例えば「集中している時に限って話しかけてくる」という特徴を理解できていれば、それに対処する方法を考案できます。
でも意外に皆さん「なんとなくイヤ」で言語化まで行けてないことがほとんどなのかなと。
そこで当記事では「あの先輩イヤだな…」とあなたが思う先輩の特徴を“言語化”しております。
当記事は数分で読めますし、読んでいただければあなたの研究室生活がより快適なものになるでしょう。
どうぞ、ご覧ください。
目次
研究室にいる嫌い・うざい・うっとうしい先輩のダメな特徴5選と対処法
僕が研究室時代に「この人は…ダメでしょ…」と思った先輩の特徴は以下の通りです。
1つずつ特徴を解説すると共に、具体的な対処方法もご説明しますね。
「こんなこともできないの?(知らないの?)」と後輩を馬鹿にする
自分が知っている知識を“当たり前”だと勘違いして、それを知らない後輩を責めるタイプ。
典型的なダメ先輩ですね。
特徴例
- 質問した時こちらを小馬鹿にしたような感じを出してくる
- 「こんなこともできないとか研究辞めた方がいいよ笑」とか言う
- 「この研究室なら常識だろ笑」とか独断と偏見で定義した“常識”を振りかざす
- いきなり会話に参加して「いやいやそれは○○でしょ!ダメだなぁ笑」とか会話を妨害してくる
こういった先輩は“自分はすごいやつで、あなたはダメなやつ”と示すことで「あの先輩すごい!」と思われたいマンです。
こういった先輩は質問しても「的確な答え」が返ってこず、こちらを馬鹿にしてくる&「借り1つな」とか本気で言ってきます。
そして、さも自分が「あいつにとって価値ある助言をわざわざしてやった」みたいに研究室内で言いふらします。
このような自意識過剰な先輩には質問しない方が良いですね。
たとえ直属の先輩でも、できる限りその先輩に質問するのは避けましょう。
研究室には必ず1人は「優秀で、後輩想いの先輩」がいますので、その人を頼るのが吉。
勉強量、実験量が根本的に足りていない
勉強量・実験量が圧倒的に足りていない先輩って研究室に1人くらいいると思います。
相談しても「むしろわからないから教えてよ笑」と言われたり。
特徴例
- 質問しても「知らない、俺/私に聞かないで」とか言う
- 夜遅くに実験してたり、論文読んでたりすると「こんな遅くまで?偉いね~笑」とか煽ってくる
- なんでその結果が出るんですか?と質問すると「この結果はまだ誰も明らかにしていない結果なので、メカニズムは不明です」とか言っちゃう(調べたら普通にWikipediaに載ってたりする)
- やってないから卒論、修論をまとめる実験データがない
このタイプの先輩は純粋に努力量が足りていないだけなので、比較的無害です。
一番ありえそうなのは「なんでもっとちゃんとやらないんだよ…!」とイラッとしてしまうことでしょうか。
しかし「研究で生きていきたい!」と研究室の学生が全員思うわけではないので、この先輩を責めることはできません。
特に今は研究で生きていくのも難しい時代なので、どちらが正義かは決めることができないでしょう。
ただ、自分が「研究に全力で取り組みたい!」と思っているのに直属の先輩がこれだと、やる気も削がれてしまうのも事実。
その場合、直属の先輩に頼らずに”自分自身で研究を進める”と覚悟を決め、研究相談は先生方とするようにしましょう。
先生も忙しいですが研究者なので「研究の話はウェルカム!」なことが多いです。
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「それやる意味ある?無駄でしょ」と常に否定する
何をしようとしてもこちらを否定してくる先輩は「ダメ先輩」です。
否定することほど簡単なことはめったにないので、否定するだけの人はけっこう害悪です。
特徴例
- 常にこちらのやること全てに「それやる意味ある?」と否定してくる
- 「別にやっても良いけど、俺はもう知らないから」と直属の先輩なのに後輩をほったらかしにする
- 後輩の指導を全然しないのに口だけは達者
こういう先輩は「無視」してもいいのですが、こっちが何も言わないと「ストレス解消のカモ」だと思われる危険があります。
そもそも相手がおかしなことを言っているのに、こっちが我慢する必要ないんですよね。
「目には目を、歯には歯を」という言葉があるように、意図的にあなたの邪魔をする輩には徹底抗戦しましょう!
自分が絶対に正しいと思い込んでいる
「自分の意見が絶対に正しい」と思い込んでいる先輩とは全力で距離を置くべき。
特徴例
- 明らかに論理が破たんしているのに、周りから批判されたら烈火のごとく怒る
- 実験がうまくいかなったら「今日は細胞の調子が悪くて~」みたいな意味不明な言い訳する
- 計画を立てない(来週に細胞死の結果出す、再来週は遺伝子導入に成功するとか、抽象的な計画しか立てない)
断言しますが「絶対に自分が正しい」と思っている人を修正するのは、不可能です。
だって本人は「自分が絶対正しい」と思っているから。(論理的じゃなくて恐縮です)
そういう人間を修正しようとするのは時間の無駄で、相手からも敵視されてしまうから良いことゼロ。
そんなことで疲弊するのはあなたの時間の無駄なので、その時間を研究に費やしましょう。
自己成長できますし、積み上げれば先輩の研究計画がいかに破たんしているのかをより客観視できるようになります。
他人が自分のために動いてくれるのが当たり前だと思っている
本人に悪気があるのかわかりませんが、他人が自分のために動いてくれるのが当たり前だと思っている先輩には注意。
特徴例
- ○○~、俺の実験今度一緒にやっておいて、と割と本気で言う
- 液体窒素補充の当番なのに、「俺は忙しいから代わりにやって」とか言う
- 勝手に他人の試薬を使い切る。しかも発注しない
- 学生なのに、研究室に来てくださる試薬営業の方に上から目線で話す
相手のお願いはきっぱりと断るべし
他人が自分の為に動くのは当然と思っている人は、一度お願いを聞いてしまうと100%つけあがるので断りましょう。
断ると「なんだあいつ、使えねーなー」と思われるので辛いかもしれません。
でもお願いを頑張って聞き続けても、一度でもお願いを聞けなければ「なんだあいつ、使えねーなー」と思われます。
なら最初から断っておいた方が得です。
「他人は自分のために動いて当然」という発想の持ち主は、お願いを聞いた人に感謝を抱くことがないです。
そもそも他人を「自分の人生を潤滑に回すためのツール」だと思っているので、そのツールが不便になったら「使えねーなー」と捨てる。
そこに感情は無いのです。だってその人から見たらただの道具ですから。
お願いされたら断れない人がこういう性格の先輩に当たると、研究でもない雑務に時間を潰されてリアルに研究生活終わります。
お願いされたら断れない性格はとても素晴らしいので大事にしてほしいですが、お願いを聞く相手は選ぶべきですね。
”全ての人”にとっての「良い人」は間違いなく人生消耗しますよ。
「良い人」って、言い方悪くすると「便利な人・使い勝手の”良い人”」と思われているだけかもしれませんから。
”仲間”だと思われないように先輩の意見には賛同しない
「他人を利用して当たりまえ」思考の持ち主は、後輩を自分のために利用します。
そういう人が例えば先生を批判したとして、それに賛同してしまったら最後。
その先輩は色々な所で「あいつ先生のこと悪口言ってましたよ~!」って拡散します。
当然、自分自身がその先生を批判していたことは隠して。
戻ってきてまだ会話が続いていたとしても、自分のデスクに戻って淡々と作業を再開する。
どんなに嫌われてもいいから、こういう人と深く関わってはいけません。
こういった人と深く付き合わない方が絶対にあなたの人生は充実します。
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研究室が合わないと逃げるのはもったいない【嫌なやつは感情論ではなく実力で打ち砕け】
というわけで「研究室にいるイヤな先輩の特徴と対処法」について説明しました。
ちなみに研究室生活だけでなく、社会に出ると「この人、大丈夫か?」と思うシーンにしばしば出会います。
その人が明らかなハラスメントをしているなら法で裁いてもらえばいいのですが、厄介なことにその人が優秀ということがあります。
その場合どんなに性格悪くても、その人が起こす問題はもみ消されてしまうかもしれません。
なぜなら、その人は性格が歪んでいても結果を出すからです。
実力社会は弱者に厳しい。
僕自身も大した実力を持っていないので、悔しいと思う日も多々あります。
ただ結果も出していないに吠えるのは、相手からはただの「負け犬の遠吠え」にしか映らない。
全ての基本原則ですが、悔しかったら実力で勝つべし!
イヤな先輩とは関わらないという選択肢だけでなく、真っ向から実力で先輩を倒すという選択肢も持つべし。
自分の意見を通すため、周りが認める結果を出せるよう淡々と成長していきましょうね。
なお、もしあなたが人間関係で悩みたくないと思っているのであれば、以下の書籍は一読の価値ありです。
人間関係構築で失敗しがちな人が読むことで、周りから嫌われない考え方を身に付けることができますよ。
というわけで当記事は以上です。
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