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なぜあなたのポスター発表には人が来ないのか?【受け身NG、自分から聞きに行け!】

 

あんなに頑張ってポスター作ったのに全然人が聞きに来てくれない…。

なんであの人のポスターにはあんなに人が集まっているのだろう?

自分のポスターを聞きに来てくれる人を増やす方法ってあるのかな?

 

本記事では上記の疑問に答えます。

 

✔ 本記事の内容

  • あなたのポスター発表に人が来ない理由
  • 誰でもできるポスター集客術【僕も実践してます】

 

こんにちは、バイオ系の企業研究職に従事しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。

研究室時代では運良く研究成果に恵まれて、修士1年~2年で合計4回学会に参加することができました

しかし初めての学会ではポスターを聞きに来てくれる人が全然おらず、それを見て心配した先輩が連れてきてくれた他大学の方に説明しただけという大変ふがいない結果に終わっています。

ただ、その時の悔しさをバネに学会に対する考え方・取り組み方を見直し、最終的には発表時間中に人がまったく途絶えないくらいポスターへの集客に成功しました

 

その時の経験を踏まえて「こうすれば自分のポスター発表に人が来てくれるぞ!」というコツをあなたにこっそりお伝えしようと思います。

※この記事は5分で読めます。読み終わった後には「あなたのポスター発表に人が集まらない理由」が理解でき、「ポスター発表での集客術」が身についているはずです。

 

コロぽち
コロぽち
まあタイトルに書いてある通りなんだけどな。
バイオさん
バイオさん
ネタバレやめてくれる?

 

あなたのポスター発表に人が来ない理由

あなたのポスターに人が集まらない理由は3つあります。

  1. 他のポスター発表者の心理を理解していないから
  2. 自分の発表時間外にずっと休憩しているから
  3. カンペを読んでいるような意思なき発表をしているから

順番に見ていきますね。

他のポスター発表者の心理を理解していないから

ポスター発表で議論する2人

あなたがポスター発表を聞きに来てほしいと考えているのと同様、他のポスター発表者も自分の発表を聞きに来てほしいと切に願っています

基本的に、ポスター発表者の心理はこんな感じです。

  1. 自分の研究成果を聴きに来てほしい
  2. 自分の研究テーマの今後に役立つアドバイスが欲しい
  3. 人脈を広げたい(自分と同分野かどうかは問わない)
  4. 学会賞が欲しい

これらを見てわかる通り、いかに他のポスター発表者があなたに興味を持っていないかがわかると思います。

この心理をしっかり理解していないと、「ポスターの見せ方が悪い!?」とか「笑顔で待っているのが良いのか!?」みたいな見当はずれの対応策を閃いてしまう危険性があります。

コロぽち
コロぽち
偉そうなこと言ってるけど、まさに初めて学会行った時にお前が閃いた対応策じゃんw
バイオさん
バイオさん
あれは黒歴史…。

 

自分の発表時間外にずっと休憩しているから

発表時間中に休憩するキツネ

自分の発表時間じゃないから休憩してよーっと

こんな感じで、ポスター会場周辺にあるデスクでず~っとスマホやPCをいじっている学生さんがけっこういます

もしくは研究室グループで集まって雑談している?光景もよく見ますね。

これは非常にもったいない…。

 

なぜならポスター集客に必要なことを自ら捨ててしまっているから。

学会期間中、自分のポスター発表時間外は「自由時間」でもありますが、その自由時間をうまく使えばポスター集客率を大幅に上げることが可能です。

後述しますが、僕もこの自由時間に“あること”をすることで、自分のポスターに最大50人近く集めることに成功しています。

コロぽち
コロぽち
たまたまお前の研究テーマがその時のトレンドだったってだけだろ?
バイオさん
バイオさん
次、ふざけたこと言ったら退場ね。

 

カンペを読んでいるような意思なき発表をしているから

散乱した書類

当たり前かもしれませんが、学会で発表するなら事前練習は必須です。

暗記してきました!感がまる出しの発表は、正直こちらも聞く気が起きないですね…笑

 

ポスター発表は「人と人の対話」ですから。

たまに緊張のあまり発表内容が飛んでしまったのか、カンペを出したりする学生さんがいます。

気持ちはとてもよくわかりますが、学会で発表する際には、こういったことが起こらないように準備しておくことが基本ですね。

 

コロぽち
コロぽち
でもさあ…発表がうまいやつって絶対いるじゃん?そういう才能あるやつと比較されてもなあ。
バイオさん
バイオさん
え?発表に才能なんてないでしょ。

 

発表の上手・ヘタは、本人が元々兼ね備えている素質に依存する」という話を聞いたことがありますが、あれは100%嘘です。

なぜなら我々が天才と称するApple創業者スティーブ・ジョブズですら、たった5分間の発表に数百時間の準備を費やしているからです。

ジョブズはスライドの1枚1枚、言葉選び、間の取り方、小道具の使い方、服装、演出など細部まで徹底的にこだわり抜きます。妥協を許さず、たった5分間のプレゼンの準備に数百時間を費やしたといいます。

引用:スティーブ・ジョブズのプレゼン術を徹底分析!〜歴史的名演「iPhone」とベストプレゼン10選〜

 

これを考慮すると、当日の発表であたふたしてしまうのは準備不足と言われてもしょうがないでしょう。

事前準備の段階からあなたのポスターに人が集まるかどうかは決まっている」と言っても過言ではありません。

 

誰でもできるポスター集客術【僕も実践してます】

では誰でもできるポスター集客術について解説していきますね。

難しいことは特になくて、人を集めるためのコツは3つです。

もちろん僕も実践しています。

  1. 自分から積極的に他人のポスター発表を聞きに行く
  2. ヘトヘトになるまで動く、休むときは数分だけ休む
  3. 複数の発表パターンを用意しておく

1つ1つ見ていきましょう。

 

自分から積極的に他のポスター発表を聞きに行く

颯爽とポスター発表を聞きに行くアスリート

自分のポスター発表に人を集めるためには、とにかく「自分が何者なのか?」ということをまず知ってもらわないといけません。

そのためには「自分から他人のポスター発表を積極的に聞きに行くこと」が大事。

具体的には、10分で1つのポスター発表を聞くくらいのスピード感で発表者と話していきましょう。

 

その時、あなたのことを演者に紹介することを忘れずに

実際に僕が相手に伝えていることは以下の通りです。

 

  1. 自分がなぜあなたの発表を聞きにきたのか
  2. 自分がどんな研究をしているのか
  3. 相手への質問1〜2個
  4. 演題番号〇〇で発表しているので、良かったら後でディスカッションしませんか?という提案

 

コロぽち
コロぽち
いやいやこんなに話してたら10分で終わらねえだろ…
バイオさん
バイオさん
実際にやってみるとわかるけど3〜4分くらいで終わるよ!あとの5〜6分は相手の発表聞けるから十分!

 

上記のことをお伝えすると「後でディスカッションしようと言われたし、行ってみようかな」と思ってくださる方がいます。

※もちろん全員がそうというわけではありませんが。

 

僕の感覚では1時間動き回れば6〜7人の発表は聞けるので、そのうち1〜2人が自分のポスター発表を聞きに来てくれればラッキーというつもりでいます。

あと学会に行くと、学生さんで名刺を持っている方もいますが、こういう時に使うのがおすすめ。

さっきディスカッションしようって言われたけど誰か忘れてしまった…まあいいか」ということを防げる率が上がりますので。

 

ちなみに積極的にポスター発表を聞くことにトライして個人的に感じるのは、企業研究者と教授陣にはあまり効果がないです。

あなたが企業研究者であればこの限りではありませんが、あなたが学生であれば、あくまで学生間でやるのがベターかなと思います。

 

バイオさん
バイオさん
ちなみに「企業研究者はどういった思考で学会に参加しているか?」は下記の記事にまとめております。
コロぽち
コロぽち
企業研究者にアピールしたい!と思ってるなら参考にしてみてくれー
企業研究者は「学会」という存在をどう見ているか?素朴な疑問にお答えします!こんにちは、バイオ系企業研究者の@cryptobiotechです。 先日、Peingで以下の質問をいただきましたので記事にします(...

 

ヘトヘトになるまで動く。休むときは数分だけ休む。

ポスター発表のために駆け回る学生

上記に述べた「積極的な方法」の効率を最大化するためには「動く」ことが大前提です。

僕はポスター発表中、ずーっと動き回っています。

休むときは軽く水分/糖分を摂るくらい。

そして数分経ったらまた発表を聞きに行くということを繰り返しています。

 

なぜそんなに休憩なしで動き回るのか?

 

なぜなら学会は基本的に1年に1回しかなく、かつ今後の研究をどう進めて行くのかを決定づける重要なイベントだからです。

 

コロぽち
コロぽち
複数の学会に行けば何回か機会はあるけど、まあ行っても1〜2回くらいだよな。

 

そのような大事な機会に恵まれたなら、とにかく色々な話を聞かないと損!

それは自分の研究にかならず活きますし、何よりも研究業界での知り合いが増えます。

研究業界で知り合いが増えれば、次回以降の学会で向こうから声をかけてもらえることだってあります。

動けば動くほど良いことがあるのが学会。

1年に1回なので恥じらいを捨ててどんどん動いて話しかけましょう!

 

複数の発表パターンを用意しておく

ポスターの内容を説明するネコ

たくさんの人に自分のポスターを聞いてほしいのであれば、ポスター発表は複数のパターンを用意しておくのが良いです。

具体的には、以下のような感じです。

 

  • 1分パターン
    すでに自分の研究を知っている or 自分と同じ研究分野に精通している方に向けた発表。
  • 3分パターン
    自分と同じ研究分野ではあるが、なぜ自分がその研究をしているのか全く知らない方に向けた発表
  • 5分パターン
    自分の研究分野をよく知らない、興味本位で聞きに来てくれた方向けの発表
  • 徹底説明パターン(使うことはほとんどない)
    誰が来ても説明できるよう、質疑応答も予測して作られた発表資料

 

ここで意識してもらいたいのは、ポスター発表に聞きに来てくれた人の時間を無駄にしないということです。

 

コロぽち
コロぽち
ん…?来てくれたんだから時間関係なくしっかり説明するのが当たり前だろ?
バイオさん
バイオさん
その感覚は大事だけど、それは相手に迷惑をかける行為だと自覚しよう!

 

例えば、あなたが再生医療分野の研究者であるとします。

その分野の研究者であれば「iPS細胞とは〜」なんて説明は不要ですよね。

いきなり結果の説明に移ってもいいくらいです。

 

しかし実際にポスター発表をしている学生さんを見ると、相手がどういった知識背景を持っているかも確認せずに、いきなり説明を始めてしまう人がいます

再生医療研究者に「iPS細胞とは〜」とか「再生医療とは〜」と説明しても「知ってるよそんなことは…」と思われてしまうでしょう。

せっかく聞きに来てくれたのですから、その人が求めている情報を的確に提供する努力をすべき。

的確な情報提供のためには、発表の最初に「この分野に関してはどれくらいの知識をお持ちですか?」と聞いてみるのもおすすめ

そこから引き出した情報を元に、相手に合わせて発表スタイルを自在に変更できれば、あなたのポスター発表はより価値を帯びます。

コロぽち
コロぽち
毎回毎回10〜15分もペラペラと喋る必要も無くなるしな。1分だけ説明するだけでも満足してくれる聴者がたくさんいるんだぞー。
バイオさん
バイオさん
実験方法だけ聞きたいという方もいたりするからね。

 

相手の気持ちになって行動することがポスター集客のコツ

相手の気持ちが詰まったプレゼント

自分のポスター発表に注力するあまり、周りのことを考えている余裕がないという発表者はたくさんいます。

だからこそ、その人たちに喜んでもらえるような積極的な行動は印象に残ります。

 

どうして自分の発表に人が来ないんだ!

自分の発表は価値がないのだろうか。

自分には研究の才能が無いのか…?

 

と、あまり考えても意味がないことに悩むくらいなら、他のポスター発表をとにかく聞きにいきましょう。

色々なポスター発表を聞くことによって「上手な発表、ヘタな発表」もなんとなくわかってきますので。

 

今回はこれにて以上になります。

もし当記事があなたのお役に立ったのであれば、他の記事「就職か、進学か。本気で研究をしたいなら大企業の研究職をお勧めします。」もご覧ください。

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