嘘をつくのが正解という話も聞くけど、本当にそうなの?
波風立てずにうまくやり過ごす切り返し方ってないのかな?
本記事では上記の疑問に答えます。
✔ 本記事の内容
- 第一志望だよね?と面接で聞かれた際のうまい切り返し方
- うまい切り返し方をするためには必ず「自分の価値観に基づいた理由」をつけよう
- どの企業にも通じる切り返し方はある?
修士で大学を卒業後、大手企業で研究をしているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
第一志望だよね?は僕も選考で何度も聞かれて、どう答えるのがいいかといつも悩んでいました。
いつもそういう気持ちになっていると、精神衛生上よろしくないですよね。
本記事は僕と同じことで悩んでいるであろうあなたに向けた記事です。
2~3分で読めますし、この記事を読めば「第一志望だよね?」と聞かれても回答に困らなくなるはずです。
目次
就活で「うちが第一志望だよね?」と面接で聞かれた際のうまい切り返し方
僕が面接で「ウチが第一志望だよね?」と聞かれた時に意識していた切り返し方法は、以下の通りです。
- 割り切って「第一志望です!」と言う(1つ目の内定を獲るとき限定)
- 面接で「第一志望“群”です」と言う
- その企業の志望度を正直に言う
順々に説明していきます。
割り切って「第一志望です!」と言う(1つ目の内定を獲るとき限定)
就活はまず内定を1つ獲ることが大事なので、1社目の内定を獲る際には「第一志望です」とサラッと言うのが良いです。
個人的な話で恐縮ですが、僕は10社程度ES出して、そのうちの1〜2社はあえて本命よりも選考が早い企業を選んでいました。
本命ではないものの内定は獲りたいと思っていたので、その時だけは自分の心を鬼にして、面接では「第一志望です」と言っていました。
その結果、本命でない企業から1つ目の内定を頂き、その安心で余裕が生まれたのか本命企業からも内定を頂くことができました。
できれば正直に就活を突破できるに越したことはないですが、まず1つ内定を獲得するのが最優先。
企業によっては「嘘でもいいから第一志望と言ってくれ」と人事が思っていると、実際に聞いたことがあります。
どう考えても「○○社に決まったらそっちに行きます!」と言ってくれた方が、内定辞退を加味した選考ができると思うのは僕だけでしょうか。
「茶番だな」と就活が嫌いになった瞬間でもありますが、1社目の内定を獲るまでは心を鬼にすべし。
面接で「第一志望“群”です」と言う
第一志望だと心の底から思える企業がいくつもある…。
そんな場合は第一志望“群”という言い方をしてしまうのがおススメです。
僕は製薬、化学、食品などの各分野で1〜2企業ずつ受けていました。
ただそれぞれの分野で「どうしても行きたい」と思う企業があったので、どうしたものか…と悩みに悩む。
どうしても決めきれなかったので、面接で正直に「第一志望“群”です」って言ったところ、「新しい回答だね笑」って反応が。
当然「じゃあその群の中でも1つに絞るにしたら?」とか聞かれたりします。
その場合、正直に「本当にどの企業も魅力的で決めきれない」で良いです。
そうすると人事から「どうやったらウチが第一志望になるの?」みたいなことを聞かれるので、「第一志望“群”を全部受けてから決めたい」と返答。
落とされるのかなと思ったのですが「では全部受けた後に、ウチに来てくれることを願っていますよ」というコメントを頂いたりしました。
あと「どうして“群”なの?」とか質問が来たりするので、その場合は第一志望“群”の良い所悪い所を徹底的に説明するのがおすすめ。
これは企業研究を徹底的にしておけばスラスラ出てくるので、面接前に第一志望“群”を調べておけばOK。
僕はそれで人事の方に「それぞれの企業の良い所と悪い所を論理的に説明していて興味深い」とか、
「ちなみにウチの企業はこういった点でも優れていると思うから、“群”の中でも魅力的だと思うよ!笑」と言って頂いたりしました。
でも「どうしてそう思うの?」と聞いてくれる企業もあるから、そういう優しい企業を探り当てる目的にも使えるよ。
元気よく人事に「第一志望です!」と主張しても、残念ながら選考落ちする就活生がいるわけです。
それゆえ「第一志望です!」は魔法の言葉ではないことに留意しておきましょう。
第一志望であるにしても、第二志望であるにしても、それを論理的に説明して納得させることが重要だと考えます。
理系向けに企業研究のやり方をまとめた記事。よく読まれています。
関連記事 理系の企業研究のやり方を徹底解説!【研究開発職を志望する院生へ】
その企業の志望度を正直に言う
第一志望“群”と説明するのもなんだかなぁ…。
と思っているあなたは、自分の気持ちに正直な回答をするのが1番良いです。
なぜなら企業が「どうしても来てほしい」と判断した学生は、無礼な行動さえしなければ基本的に内定が出るからです。
超優秀な学生>>(越えられない壁)>>「第一志望です!」な優秀学生>>優秀でない学生、です。
野球のドラフト会議で例えるとわかりやすいのですが、超大物ルーキーには何チームも獲得に動きますよね。
くじに外れるリスクを考慮したうえで、なお超大物ルーキーを獲得しにいっています。
これは就活の選考においても同じ。
本当に欲しがられる学生は「内定辞退される可能性あるけど、もしウチに来てくれたらもうけもの」と判断するはず。
それゆえ第一志望なら「第一志望」、第二志望なら「第二志望」と言いましょう。
新入社員に嘘つきが何人も混ざることを良しとする企業はこっちから願い下げだ!
と僕は思っていたので、志望度に関してはっきりと言っていました。
実際に「第一志望ではないです」と言っても内定をもらえる企業があった経験を踏まえると、やはりそれが合否を決める要因ではない。
「とりあえず嘘でも第一志望って言えばいいんでしょ?」って風潮が、今の就活にはあるかもしれません。
しかし就活生は、就活サイトに書かれていることを鵜呑みにしすぎですね。
人事は「人を評価するプロ」なので、嘘を見抜く力はかなり長けているという前提で臨んだ方が良い。
嘘は普通に見抜かれますし、相手側は就活生の言葉が嘘だと気付いても口には出さないです。
どうせ見破られてしまうなら正直に。
正直に言って落ちるなら、その企業とは縁が無かっただけなので気にしないでOKです。
あなたの目的は「第一志望に受かること」であり、10社も20社も内定もらうことではないはずなので。
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就活の面接でうまい切り返し方をするには必ず「自分の価値観に基づいた理由」をつけよう
前項ではうまい切り返し方について説明しました。
が、実はそれを鵜呑みにしてそのまま使ってもうまくいかない可能性があります。
これらの切り返しをより有効にするためには、なぜあなたはそう思うのか?という理由が不可欠。
第二志望と言っても内定が出るのは、「君の志望理由だと確かにウチは第二志望だね」と相手に思わせる説得力があってこそです。
- なんとなく第一志望の方が年収良さそうだから
- なんとなく第一志望の方が働きやすそうだから
- なんとなく第一志望の方が人が良さそうだから
こんな適当なことを言ってしまったら、人事からは「あ、そうですか。ではそちらの企業にお行きください。」と思われて終わるだけ。
それは四季報や周りの意見から得ることができる情報を鵜呑みにしただけの理由です。
あなたの経験や価値観から生まれた理由ではありません。
もし上記の3つを語りたいのであれば、以下のような理由に変えて説明できるはず。
私は幼少の頃からずっと貧しい家庭で過ごしてきて、将来自分の子どもに同じ思いをしてほしくないから年収には強いこだわりを持っています。
第一志望の〇〇社では御社よりも年収が高く、研究ではどちらも甲乙つけがたいのですが、その点で第二志望と考えております。
私は幼い頃に重い病気を患っておりまして、それを脱するために両親がつきっきりで看病してくれたと聞いております。
もし私の子どもが同じようなことになった際には同様の看病をしてあげたい。
第一志望の〇〇社では御社よりも育休制度が充実しているため、研究ではどちらも甲乙つけがたいのですが、その点で第二志望と考えております。
私は研究室時代に心を病んでしまった経験があります。
しかし周りの人達の支えがあってなんとか復帰することができました。
この経験から私は「困っている誰かを助けること」を何よりも重要と考えております。
第一志望の〇〇社では周りを助けることを奨励する制度があると聞き、研究ではどちらも甲乙つけがたいのですが、その点で第二志望と考えております。
こんな感じで「自分のエピソードに基づいた理由」が言えないと、どんな切り返しをしたとしても人事には響かないでしょう。
自分にしか語れないエピソードに基づいた理由を言うのは就活において最重要です。
そこをちゃんとした回答にできれば「なるほど、そういう価値観に基づいているならウチは確かに第二志望だね」と思わせることができるはず。
自分の経験・価値観に基づいた論理的な意見を言える人はそれだけで高評価です。
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就活の面接でどの企業にも通じる切り返し方はある?
というわけで当記事は以上です。
「なぜあなたがそれを言うのか?」をしっかり語れるのであれば、基本的に切り返しは「なんでも良い」です。
その答えはどの企業でも効果を発揮します。
ただ、ある程度切り返し方法を知った上で理由付けをした方が説得力が上がるかと。
ぜひ本記事でご紹介した内容を活用して就活をうまく切り抜けていってくださいね。
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ではではっ
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