<当記事でわかること>
■学生のうちにTOEIC高スコアを獲得しておくべき理由
■研究職の就活で必要なTOEICの点数【実体験込み】
当記事では、大手企業で研究職に従事するくりぷとバイオ(@cryptobiotech)が、研究職の就活におけるTOEICの必要性を解説します。
「TOEIC高スコアだと就活で有利になるよ」
という謳い文句、あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
高スコアがあれば便利ということはわかるけど、研究職にとって実際どれくらい重要なの?
というあなたのために、企業研究者歴3年以上の僕がリアルをお伝えします。
結論を先にお伝えしておくと、学生時代に時間を投資して高スコア(理想は900点以上)を取っておいた方が良いですね。
そう思う理由も合わせてご説明します。
さらに記事後半では、研究職を実際に経験して感じた「企業におけるTOIECの価値」を実体験付きでお話します。
どうぞご覧ください。
研究職が「もっと英語力ほしい…」と感じるシーン5選【困る機会は予想以上に多い】
目次
なぜ研究職の就活でTOEIC高スコアを獲得しておくべきなのか?
僕が研究職の就活でTOEICの勉強をして高得点を獲得しておくべきと思う理由は以下の通りです。
- 社会人になってからのTOEIC勉強はかなり大変だから
- 周りから「アイツは英語ができる」と思ってもらえるから(チャンスが増える)
- 社内研究留学公募の選考で有利になれるから
1つずつ解説します。
社会人になってからのTOEIC勉強はかなり大変だから
社会人になってからのTOEIC勉強はかなり大変です。
新人の頃は覚えることばかりで日々業務に追われ、入社2~3年経つと、今度は自分のキャリアに必要な自己研鑚に時間を割くようになるから。
僕は現在、本業で日々研究に勤しみながら、業務後に以下のようなことをしています。
- 論文読む
- ブログ書く
- TOEIC勉強する
- 家族と一緒の時間を過ごす(子育て含む)
論文は基本的に毎日1報は読んでて、ジャーナル誌のレベルにもよりますが20~30分/報はかかります。(月15時間くらい)
またブログは平均で2日で1記事のペースで書いており、3~5時間/記事は費やしてます。(月45~75時間くらい)
ここに家族団らんという人生に不可欠な時間も入れ、そこにTOEIC勉強も入ってきます。
正直、時間が足りないです泣
「いやいや院生だって研究やらないといけないから時間がないよ!」
というご意見があるのも確かにわかりますが、院生は企業人に比べると明らかにフリーな時間が多いです。
僕も朝9時~深夜0時以降まで研究室にいる生活を送ってましたが、企業に入ってからの方が「時間が足りない」と感じます。
社会人生活でTOEIC勉強はけっこう大変なので、学生時代にしっかりと時間を投資して高スコアを取っておくのがおすすめです。
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周りから「アイツは英語ができる」と思ってもらえるから(チャンスが増える)
TOIECで高スコアを持っていると、周りから「彼は英語ができる」と思ってもらえるようになります。
海外出張や国際学会参加のチャンスを掴みやすくなるので、非常に大きな威力を発揮するんですよね。
僕の事例で恐縮ですが、「TOEIC895点取りました」と部署の人に言ってから「じゃあどんどん海外行ってね」と言われるようになりました。
学生の頃から高スコアを持っていると、1年目から海外経験をさせてもらえる可能性だってあります。
TOEIC高スコアは海外への挑戦権を獲得するための“切符”としても使えます。
正直、いま企業人でTOEIC勉強をしていますが、これほどコスパが良い自己投資はないと思いますね。
TOEICスコアは一度獲得すると永続的にその点数を活用できるので、ぜひ学生時代に勉強しておきましょう。
社内研究留学公募の選考で有利になれるから
研究職がTOEICで高スコアを獲るべき理由で最たるものは「社内研究留学公募でアピールできる武器になるから」ですね。
例えば「英語活用実態調査[企業・団体]2015」によると、78.4%もの企業が「配属・転属」の際にTOEICスコアを考慮する・考慮したいと回答しています。
もちろんこのデータには研究以外の様々な職種も含まれているはずですが、配属・転属の判断基準にTOEICがあるのは事実ですよね。
「海外で研究したい!」と思っている研究職にとって、その確率を少しでも上げるためにTOEICは有用。
せっかく研究で成果を出しているのに「あの人は英語ができないからなぁ」と留学切符を取りこぼしたらもったいないですよね。
「研究留学したい」と思った時に語学力アピールできるものがないと後悔するので、今のうちに高スコア取得を推奨します!
研究職の就活で有利になれるTOEICの点数は?
前項では「研究職の就活でTOEIC高スコアを獲得しておくべき理由」を解説しました。
TOEIC公式サイトの「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」によると、以下のような評価があります。
レベルA:TOEICスコア860点
レベルB:TOEICスコア730点
レベルC:TOEICスコア470点
レベルD:TOEICスコア220点
僕が就活生の頃は面接で「まあ730点以上あればTOEICスコアは問題ないよね」と言われました。
もちろんそれよりも高得点であることに越したことはありませんが、目指すべき明確なスコアは730点でしょう。
ちなみに、実際に大手企業研究職として働く中で感じた「TOEICスコアの凄さ」は以下の通り(完全主観)です。
- 900点以上:圧倒的強者
- 800点後半:周りから「凄い!」と言われるレベル
- 800点前半:英語力をアピールしても違和感がないレベル
- 730点以上:履歴書に書くと“お、良いね”と思われるレベル
- 600点代:履歴書に書けるが「アピール」になるかは疑問なレベル
上記は企業で色々な人からTOEICスコアを聞いた結果に基づく感覚値なので、そこまでズレてないはず…。
「これからTOEICを勉強して研究職の就活を有利に進めたい!」
という方はぜひ参考にしてみてください!
研究職志望の理系院生は研究力に加えて“TOEIC力”も磨こう!
研究職を志す以上、世界各地を飛び回るうえで“語学力”は必要不可欠。
英語力が高くなくて、いま必死に英語の勉強をしている僕が言うので間違いないです泣
「研究室生活が忙しくて語学勉強まで時間が割けない!」という人が多いかもしれませんが、語学力は研究力に匹敵するほど重要。
ぜひ社会人を驚かせるくらいのTOEICスコアを学生時代に獲得してくださいね。
というわけで当記事は以上です。
ちなみに僕が「大学生活にやっておけば良かった/やっておいて良かったこと」をまとめた記事もあなたにおすすめです。
学生時代にやっておけばよかったことを赤裸々に5つ語る【卒業まで打ち込んでおくべし】
学生時代にやっておいてよかったこと7選【卒業まで全力でやるべし】
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