OB訪問は大事って聞くけど、やっぱりした方が良いの?
OB訪問の意味についてもよくわかっていないし。
理系学生向けの情報が少ないので教えてください。
当記事では上記の疑問にお答えいたします。
本記事の内容
修士課程で大学を卒業後に、大手企業で研究しているくりぷとバイオ(@cryptobiotech)と申します。
幸いにも就活では様々な分野の企業から研究職・研究開発職の内定をいただくことができました。
当記事では「OB訪問(OG訪問)をするべき理由」について解説しますね。
結論から先に言ってしまうと、通年採用化した今、OB訪問は非常に重要な意味を持ちます。
この記事を読んでいただければ、あなたの周りのライバルに差をつけられる情報を手にできるはずです。
数分で読めるので、ちょっと手が空いた時に読んでいただけると嬉しいです。
目次
OB訪問を理系学生が絶対にするべき理由5選
理系学生がOB訪問を絶対にすべきだと思う理由は以下の通りです。
- 行きたい企業のリアルな情報を知ることができるから
- 企業で働く具体的なイメージができるから
- 進学か就職かを決める決断材料になるから
- ライバル就活生が持っていない情報が得られるから
- 研究の息抜きになるから
1つずつ説明していきますね。
行きたい企業のリアルな情報を知ることができるから
OB訪問をするべき最大の理由は、あなたが行きたい企業の情報をリアルに知ることができるから。
OB訪問で得られる情報の濃さは、企業説明会で誰でも手に入るような上辺だけの情報とはレベルが違います。
その会社で働いている“人”をリアルで知れる体験は、就活において非常に重要。
僕も就活時には行きたい企業にOB訪問をしまして、その企業で働く人がどんな雰囲気なのか直接知る貴重な機会になりました。
ちなみに、
企業の情報なんて四季報とか企業説明会で十分得られるから良いじゃん。
と思っているあなたは危険ですよ。
なぜならそれらから得られる情報は、あなたのライバルも等しく手に入れることができる情報だから。
皆が手に入れられる情報なんて「持ってて当たり前」で、その情報で満足してたらライバルと差別化するなんて無理。
ライバルが持っていない情報は自分から獲りに行かないと手に入りません。
OB訪問は価値ある情報を手に入れることができる貴重な機会ですので、ぜひ積極的に受けてみてください。
企業で働く具体的なイメージができるから
あなたが行きたい企業で働く具体的なイメージができるのでOB訪問は有用です。
例えば研究職の方にOB訪問したとして、普段の仕事スケジュールや飲み会の頻度などネットには載っていない情報が聞けます。
会うOB・OGによっては、けっこうリアルな会社事情をぶっちゃけてくれる人もいます。
行きたい企業のイメージがわかると、その企業に入るために何を頑張ればいいのかなどもわかってきます。
僕はOB訪問をしたおかげで研究のモチベーションが上がりましたし、やって損することはないと言えます。
企業生活をリアルで知るためにはOB訪問一択ですね。
進学か就職かを決める決断材料になるから
OB訪問は「進学 or 就職」を決定づける重要な情報を得ることができます。
特に理系修士の学生さんにとってOB訪問はめちゃくちゃ役立ちます。
なぜなら「修士卒で研究職に就いている人の話」が聞けるから。
僕は修士課程のころ、進学するか就職するか死ぬほど悩んでいる時期がありました。
色々な人に悩みを相談したのですが、相談相手って博士課程の先輩や指導教官だったんですよね。
当たり前ですが「お前なら絶対に博士課程でもやっていけるよ」というありがたいアドバイスをたくさん頂きました。
でも僕が本当に知りたかったのは「修士卒で研究職としてやれるのか?」だったんですよね。
ただそれを教えてくれる人は研究室にはいなかった。(当たりまえですが)
OB訪問は僕が求めているその情報が手に入る貴重な機会でしたね。
修士卒でも研究職としてバリバリやっている人がいるということを知れたので、就職という決断ができました。
OB訪問は企業の話を聞けるだけでなく、人生のアドバイスも聞けるので有用ですね。
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ライバル就活生が持っていない情報が得られるから
就活での戦略的視点ですが、ライバルが持っていない情報を手に入れるためにもOB訪問は重要です。
前項でも述べたように、企業説明会や四季報、就活サイトなど「誰でも見れる情報」ではない情報が手に入るから。
例えばあなたがOB訪問で先輩から「困っている時に色々な人が助けてくれる会社だよ」と聞いたとしましょう。
そんな具体的な情報はネットで調べても載っていませんよね。
その情報を手に入れたあなたはエントリーシートや面接で、
「御社の○○部の◆◆さんから色々な人が助けてくれる会社だと聞いて魅力的に感じました」
と、リアルかつ希少価値の高い情報を会社側に伝えることができます。
もしあなたが話したOBの先輩が社内で有名なら「あー!◆◆くんね!」となることもあります。
あなたがOB訪問で手に入れた情報は他のライバルが持っていない情報なので、人事の印象にも残りやすい。
このように、OB訪問は企業の情報を手に入れられるだけでなく、就活の武器も手に入れることができます。
行きたい企業がある程度しぼれているという方は、OB訪問はぜひしてみるべきだと考えます。
研究の息抜きになるから
理系学生のあなたに是非ともお伝えしたいのですが、OB訪問は研究の息抜きになります。
特に、忙しい研究室にいる学生さんにとっては最高の息抜き(脱出手段)の1つになります。
研究が忙しい学生さんならわかると思いますが、大学院生活って娯楽をしている暇がないんですよ…。
朝に研究室へ行って、夜遅くまで研究する。
そして家帰ってシャワー浴びて、ベッドで寝落ちするまでスマホ見る。
みたいな生活です。
研究が楽しいと思っていればそこまで苦ではないと思うのですが、たまーに理由なく逃げ出したくなる時があるんですよね笑
でも正当な理由がないと研究室を平日に休んだりできないので、OB訪問は僕にとって救世主でした。
ヒトは息抜きなしで頑張り続けることができない生物ですので、適度な息抜き(脱出)のためにもOB訪問は有効活用しましょう!
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通年採用化でOB訪問の価値は高まる
前項では「OB訪問の必要性」について解説しました。
21年卒から「通年採用化」になることを経団連が発表しましたが、どのように就活が転ぶのか正確に予測するのは困難です。
それゆえ理系学生は自分から情報を「獲る」ことが何よりも大事。
これまでの就活のように、ある段階から就活が一斉スタートして情報が膨大に入ってくる戦いとは一変するでしょう。
不確実な世界だからこそ、自分から積極的に打って出るべき。
リアルで希少価値の高い情報が得られるOB訪問は、今後ますます価値が上がっていくと予想しています。
OB訪問も今やたくさんの専門サイトがあるので、使えるものは徹底的に活用した方が良いですね。
ぜひOB訪問をうまく活用して、あなたの希望する企業の内定を獲得してくださいね!
というわけで当記事は以上です。
当記事が参考になったら、ぜひくりぷとバイオ(@cryptobiotech)のTwitterもフォローしてやってくださいませ。
ではではっ