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これからの時代はAIが孤独死を無くす? 盆栽AIを見て思うこと

 

先日ニュースを見ていて非常に興味深いAIが紹介されていたので、是非皆さんにもご紹介したいと思います。

 

その名は、「 盆栽AI:BonsAI 

 

まずは以下の紹介ムービーをご覧ください。

 

 

盆栽が歩いているお坊さんについていくだけでも面白いというのに、お坊さんの問いかけに対してしっかりと金言を伝えている…。そして最後には引用(ゲーテ)を紹介してあたかも人間っぽさを演出している。

 

この大変興味深い盆栽AIは、TDKが行っているAttracting Tomorrow Projectと呼ばれるプロジェクトの中で創り出されたもののようです。

 

この盆栽AIには以下の3つの機能が搭載されています。

 

1. 対話する:人間よりも長生きだから、盆栽は人よりちょっと賢いかもしれません。

2. 日を浴びる:BonsAIは、暗いところにいると日の光を求めて歩き回ります。

3. 水をおねだりする:BonsAIは土が乾くと水場に近寄って、フリフリしたり、光ったりして、人に水をもらえるようおねだりします。

引用元:http://www.attractingtomorrow.tdk.co.jp/jp/

 

盆栽AIから考える、未来のAIとのコミュニケーションとは?

 

AIがもたらす世界の可能性は、我々に計り知れない部分が多々あるかと思います。
AIは一体どんな世界をもたらすのか?本当に我々の雇用を奪う、いわば「侵略者」なのでしょうか?

 

今回はAIの未来を個人的主観で語ってみたいと思います。

 

短期的未来:これからは「調べる → 検索結果を“見る“」から、「聞く → 検索結果を“聴く”」へ

 

最近はgoogleやamazonなどが相次いでスマートスピーカーを発売しています。

 

今までは我々が自分でPCのキーボードにタイピングしたりスマホの画面にタッチして検索キーワードを入力していましたが、このスピーカーを使えば「声」で情報が検索できるようになります。

 

「声」で検索できるようになると手がふさがっていても情報が取得できるため、例えば朝の出勤準備をしていて両手がふさがっている場面でも「自分が求めている情報」を的確に取得できます。「自分が求めている情報」を取得できるというのがTV番組との根本的な違いですね。TV番組は自分が知らない情報を提供してくれる有用なツールではありますが、自分が求めている情報がすぐに手に入るツールではありませんので。

 

あとこの盆栽AIの動画を見て思ったのは、スマートスピーカーは何も置物としてそこにいなくても良いということ。例えばルンバのような自動移動式掃除機にこの機能を搭載しても良いわけです。または充電器+自動移動式システムを搭載したスマートスピーカー機能搭載充電器(バッテリー内蔵型)みたいなものもありかも。「あ、そろそろ充電無くなるけどわざわざコンセントまで行くのもめんどくさい…。Hey, 充電器~!」って呼べばこっちまで充電器が来てくれるみたいな。最近では自分の後を勝手についてきてくれるスーツケースとかドローンとかも開発されているようですので、スマホのテザリングでそれら機器をリンクしておけばスマートスピーカーがいつも持ち歩ける、いや勝手についてくるようにもできる!

 

 

こんな感じで、2~3年後の未来ではこういった光景が町でありふれているのではと思います。日本では法律が厳しくて難しいかもしれないですけど…。この間の五輪開会式でドローンを使ったシーンがありましたけど、精度の高さに驚愕しました。
ドローンが「空の産業革命」と呼ばれる所以がわかりました。あれは凄すぎる。

 

 

中期的未来:AIが人間の代わりにパトロールしてくれる社会が到来する

 

盆栽AIにカメラ機能を搭載したら面白いことが起こるようになります。それは「監視ロボ」です。

「どういうこと?」と思われる方もいるかと存じますので、こちらのムービーをご覧ください。

音楽がシュール…笑

 

これはアメリカのカリフォルニアにあるKnightscope社が開発している監視ロボットです。

アメリカではすでに実用化間際ですので、日本にももうすぐプロトタイプがやってくるかも?NTTドコモ・ベンチャーズが出資しているようです。

まさにロボコップ!Knightscopeの警備ロボットK5が見事な仕事!

引用元:https://robotstart.info/2017/05/07/security-robot-knightscope-k5.html

電気自動車の充電所のように、この監視ロボの充電所もどんどんと設置されているようです。もはやデカいルンバですね。(掃除対象はごみではなくヒトですが)

 

監視ロボが町を警備してくれるようになると警察官の方も夜通しパトロールする必要もなくなっていくので、ワークライフバランスの推進にもなりますね。ただ「そんな監視社会なんて嫌だ!」という意見もあるのも事実。確かにそのロボのカメラの向こう側には人が実際にいるわけなので、自分の顔や姿を録画されてしまうのはプライバシー的に課題があるのかもしれません。

 

とはいえ、個人的には監視ロボは賛成です。実際に悪いことをしなければカメラで撮られようが問題ないですから。録画されたものを悪用されたりしたら確かに困りますが、それが起こったら監視ロボを販売する会社の信頼は失墜するし、絶対漏えいしないとは言えないけどセキュリティにはかなりお金をかけるんじゃないかな?

 

あとは今はAIも発達しているので、「犯罪が起こる際の映像」を学ばせてそれに値しないデータは人間に送らずに削除するというシステムにも進化できるのでは。一意見として「犯罪が起こる際の映像」というのは、人間の移動速度(犯罪者に追われている場合・犯罪者から逃げる場合、移動速度は急速に増加するはず)、人間の身長(子どもはよく走るのでそこは除外する設定に)、叫び声や怒号などの音声(声の周波数で異常音を判別できるはず)などの情報を組み合わせれば定義できるのではと考えています。

 

監視ロボが普及したら「若者受けする監視ロボ」とか「アニメキャラクターの姿をした監視ロボ」とか、皆に親しまれやすい形の監視ロボも登場していく予感。デザイナーの方はこういった機械デザインの系の仕事が今後増えるのでは…。我々一般人がなんとなく思っている「人工知能は怖い」というイメージを克服するために、デザインの力は大きい。

 

監視ロボが日本にも普及するのは5~10年後くらいの未来かな…。日本政府はこれからロボット産業に投資していく予定だから、それがどれくらいの推進力を生むか期待ですね!

 

長期的未来:そしてAIは日本という国が抱える重要課題「孤独死、自殺」の防止に今後役立っていく

短期的・中期的未来でヒトとの会話をたくさん経験したAIは、きっと日本が今抱える深刻な社会問題を解決してくれるようになるはず。

 

「孤独死、自殺」の割合を減らすことができるでしょう。

 

今回の盆栽AIはお坊さんの質問に対して上手い切り返しをしていました。元々CM用にプログラミングされているのだと思いますが、ああいったAIが今後我々の生活に普及すれば「会話相手」は別に人間じゃなくても良くなるんじゃないかな。

 

例えば私も仕事の関係上、今は地元から離れた場所で妻と二人暮らししていますが、地元にいる祖母はいつも一人で寂しそう。自分がたまに電話すると凄い喜んでくれて電話してよかったなってなるけど、電話が終わるとちょっと胸に残るチクチクした感情。祖母は腰も曲がってもう車も運転できない。一人で日々何を思っているのだろう。自分がそばにいてあげれれば会話相手になってあげられるのに。

 

そう考えている人たちはきっと多いはず。盆栽AIが買えるなら試しに買って祖母に送ってあげたいですね。

 

しかも仮にそのAIにサーモグラフィー機能と緊急電話機能を搭載しておけば、そのAIは人命救助AIに早変わりする。体温が一定温度以下になる、かつAIが話しかけても一定回数以上応答がないなどの複数条件を満たした場合、自動で119通報してくれるようなシステムにもできる。幸い症状が浅い場合はそのAIに話しかけることで自分の症状を救急隊員の方々に伝えることもできるかも。体は動かないけど「声」ならなんとか…という状況は意外に多い。電話会社・通信会社はこういったところにもビジネスとして参入できますよ。ただ、高い月額料金は設定しないでもらえると大変助かります…。

 

AIが人命救助をしてくれる!ということが普及すれば、その活用場所はもっと増える。個人的にはプールサイドの監視員。あれパラソルあるとはいえ夏場はしんどいでしょ…。今は水中ドローンもある時代なので、プールサイドに監視ロボが立っていて、万が一おぼれた人がいた場合、そこに向かって水中ドローンをプールに放つ、とか。色々AIが人命救助に役立つ場面は多いですね。災害時に人がいけない場所とかにも行ってくれるし。

 

またこのところ、若者がいじめや過労によって自殺してしまい、日本の労働人口がどんどん減っています。何とかしてこの流れを食い止めなければいけないけれど、いかんせん決定打に欠けている。たとえば「いじめによる自殺」はその最たる例で、学校側がその事実をもみ消そうとするのは残念ながら日常茶飯事。いじめに対する自殺者が出た場合、法律でもっと厳罰化すべきでしょうよ。「担当担任、校長は懲戒免職。そのいじめに関わった子どもの親は刑事罰。」これを徹底すれば「いじめ」という犯罪行為を皆必死になって止めるはず。止めないと自分の沽券にかかわるわけですし(結局は皆自分が可愛いんですよ…)。最近はいじめの現場を録画してTwitterとかで拡散できるようになったから、いじめをするほうにもリスクがあるという事実が普及しつつあるようですね、これは良いこと。

 

これに関して、費用はとりあえず置いておいて、各教室にミニ監視AIロボを設置してもいいと個人的には思いますけどね。デザインが可愛ければ学生にも受け入れられやすいし。あと健全なコミュニケーションをしている限り、特にそいつがいようがいまいが関係ないわけですし。監視社会をどう思うかは個々人の感覚によるので正解などありませんが、監視社会は善良市民に優しい社会だというのが自分の主張。

 

先ほど記載しましたが「もしその録画動画が悪用されたらどうするんだ!」と言う意見も当然あると思います。ただそれはその動画を悪用しようとする人が悪いのであって、監視ロボが悪いわけではないんです。それを言ってしまったらスマホだって見方によっては犯罪に使えます。昨今のニュースを見ていると、援助交際のツールとして使っている女子高生や中年男性が一定数いるわけですし。となると、なぜスマホをこの世界から根絶する運動を起こさないでしょうか?(もしかしたら自分が知らないだけでそういうデモもあるのか?電波が体が蝕む!みたいな話はよく聞きますが…)

 

「それはこの世界に普及しすぎているからもう止めるのは無理」という意見を聞いたことがありますが、それは全くロジックが通っていない。スマホだって10年前はまだそこまで普及していなかった。なら監視ロボが抱える懸念だって10年後には無くなっているかもしれないから、とりあえず受け入れてみたら良いのでは?我々が想像しうる懸念材料など結局アップデートによってどんどん改善されていくわけですし、そもそもそのロボを開発している人たちがそこの問題点に気付かないはずがない。我々よりも監視ロボによる社会を真剣に考えて、我々よりもよっぽど一般人の方々の意見をヒアリングしているわけですので。しかも当然、我々一般人よりも優れているでしょうし。

 

まあ確かに、我々からしてみたら監視ロボという存在は「異質の存在」です。今まで我々の世界に存在していなかったから。でも、これから生まれてくる子どもたちからしてみたらどうでしょう?監視ロボが町にいる世界が逆に普通、というよりも監視ロボがやっていることを人間が昔やっていたなんてありえないと思うでしょう。「どうやって人間が24時間休みなしで働いていたの?」なんて素朴な質問が飛び出してくるかもしれません。

 

監視ロボは人を守るためにあるんです。監視ロボが悪意を持って人を殺すわけでもなく、「自分が見ていないところでもわが子が安全かどうかを確認したい」という親の愛情から生まれている技術のはずです。また、犯罪者に大切な人を殺されてしまった人たちが「犯罪者による殺人を無くしたい」と思って開発している技術のはずです。だとすれば、その技術はきっと世界をより良いものにしてくれる。

 

「怖いかもしれないけど、確かにその技術は面白い。どうなるかわからないけどとりあえずやってみるか!」そういった考え方が今後増えてくれると嬉しいですね。

 

人とAIがコミュニケーションを違和感なく取れるようになるのはいつでしょう…。2030年の技術的特異点(シンギュラリティ)くらいまではかかるかもしれません。なんぜそれの実現には人の脳をより深く理解する必要がある。生き物の感情は、結局は脳の神経細胞のやり取りで具現化されているに過ぎません。ただの細胞が群をなせばここまでヒトのような高次の存在を生み出せるのは、正直意味不明です…。あまりにも「心」はブラックボックス過ぎる。AIが発達すればするほど、バイオ系の研究も今後発達していくことでしょう。

 

基礎生物学や応用生物学の分野はいま、バイオインフォマティクスの分野に人がかなり持っていかれていますが、これが5~10年とかに経つと逆に「もうバイオインフォマティシャンはいらない。実験も解析もAIがやってくれるようにしたから、どんな実験系を組めばいいのか考えられる人間が必要だ!」ってなりますよ。それは実際にバイオの実験を経験した人間でしか想像し得ない領域です。今の学生・就活生の方はきっとバイオインフォマティクスに強い大学・企業に進む割合が多いと思いますが、これからの世界、本当にそれでいいのかはよく考えたほうが良いと思います。どの分野にも天才はいるので、最終的には世の中のトレンドではなく、自分が向いているという分野を選ぶと良いのかなーと。

 

総括

 

AIがもたらす未来(個人的主観)

短期的未来: 「調べる → 検索結果を“見る“」から、「聞く → 検索結果を“聴く”」へ(2~3年後)

中期的未来: AIが人間の代わりにパトロールしてくれる社会の到来(5~10年後)

長期的未来: 感情を伴うAIが「孤独死、自殺」防止に役立つ(2030年~?)

 

これから世界はどう変わっていくか、科学者として興味が尽きません。課題もたくさんあるけれど、いまは本当に良い時代ですね。また面白いトピックとかコラムがあれば、個人的主観を添えて記事にしていきます。

 

それでは、また!

 

追記

2018年3月20日更新

BonsAIの新しい動画が更新されていました。BonsAIは色々な引き出しを持っているようです。

 

 

※最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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